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ラカゼットが豪快V弾!アーセナル、粘る昇格組カーディフを振り切って2連勝

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決勝点を決めたアレクサンドル・ラカゼット

[9.2 プレミアリーグ第4節 カーディフ2-3アーセナル]

 プレミアリーグは1日、第4節を行った。アーセナルは敵地でカーディフと対戦し、3-2で競り勝った。

 前節ウエスト・ハム戦(3-1)で今季プレミア初勝利を飾ったアーセナルは、先発をMFヘンリク・ムヒタリアンとFWアレックス・イウォビに代え、FWアレクサンドル・ラカゼットとMFメスト・エジルを起用。ラカゼットは今季リーグ戦初先発となった。

 アーセナルは開始早々にヒヤッとするシーンが訪れる。前半7分、左サイドのDFナチョ・モンレアルがPA中央にいたGKペトル・チェフに横パスを送る。MFボビー・リードのプレッシャーを受けたGKチェフが前方にショートパスを出すと、これがMFハリー・アーターにつながり、そのまま右足シュートを打たれてしまう。まさかの“プレゼントパス”となったが、アーターのシュート精度に助けられ、失点は免れた。

 前半9分、右CKを獲得したアーセナルはエジルがPA右へグラウンダーのパスを送り、ラカゼットがヒールで後方に落とし、MFアーロン・ラムジーが右足シュート。GKニール・エザリッジが弾いたボールにDFシュコドラン・ムスタフィが反応したが枠にシュートを飛ばせず。それでも12分、左CKからMFグラニト・ジャカが左足でクロスを送り、ムスタフィがヘディングシュートを叩き込み、先制点を奪った。

 今季ここまで3戦無失点の昇格組カーディフ。アーセナル相手に臆せず立ち向かうと、前半19分に決定機が訪れる。右サイドをMFビクトル・カマラサとリードで崩して鋭いクロスを入れる。ゴール前に飛び込んだFWダニー・ウォードは合わせることができなかったが、ファーサイドに流れたボールをMFデビッド・ホイレットが受け、右足を振り抜いたがクロスバー上を越えた。

 アーセナルにポゼッション率では劣るものの、1点差で耐え凌いだカーディフが前半終了間際に同点に追いつく。アディショナルタイム2分、アーターが左サイドに展開し、DFジョー・ベネットがクロスを供給。カマラサがトラップから上手く反転して右足を振り抜き、1-1と試合を振り出しに戻した。

 追いつかれて後半を迎えたアーセナルは9分、先制シーンのようにジャカの左CKからムスタフィがヘディングシュートを放つが、今度はフィリピン代表GKに止められてしまう。それでも、アーセナルの時間が続くと、17分に勝ち越しに成功する。エジルがラカゼットに縦パスを入れ、ヒールパスを受けたFWピエール・エメリク・オーバメヤンがペナルティーアーク手前から右足を一閃。巻いたミドルシュートをゴール右隅に沈め、2-1とした。

 だが、この日のカーディフは粘り強かった。後半25分、敵陣中央で獲得したFKからPA右へ放り込むと、DFショーン・モリソンが頭で中央へ折り返し、ウォードがヘディングシュート。これがゴール左隅に吸い込まれ、2-2と再び同点に追いついた。

 しかし、シーソーゲームに終止符を打ったのはアーセナルだった。後半36分、途中出場のMFルーカス・トレイラがPA右へ縦パスを送り、ラカゼットが豪快に右足を振り抜く。これがゴール右上に突き刺さり、3-2。アーセナルが接戦をものにした。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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