beacon

メキシコ、ブラジルとの対戦をアジア突破に繋げる!U-19代表はメキシコ遠征で「まず守備」

このエントリーをはてなブックマークに追加

U-19日本代表のリーダー格、MF齊藤未月が強度のある守備

[9.3 親善試合 U-19日本代表 2-0 U-19ベトナム代表]

 3日の親善試合でU-19ベトナム代表に2-0で勝ったU-19日本代表は4日午後からメキシコ遠征を行い、U-19メキシコ代表、U-19ブラジル代表、U-20クラブ・アメリカと対戦する。

 今回のメキシコ遠征はAFC U-19選手権インドネシア2018(19年U-20ワールドカップアジア最終予選、10月18日開幕)へ向けた貴重な3試合。影山雅永監督はこれまでのアジア1次予選や海外遠征で戦ってきた相手とレベルの違うブラジルやメキシコとの試合でアジアを勝ち抜くための術を増やしたい考えだ。

「今まで1次予選もしかり、これまでの準備期間もしかり、自分たちでボールを握りながら、カウンターを抑えながらという展開だったんですけれども、最終予選へ向けて我々の立ち位置というか、予選を勝ち抜くために時計の針を戻さないといけない。強豪とやってまず守備でしっかりとバランスを崩さずに失点をしない、というところに多少針を振って、メキシコ、ブラジルという強豪相手に試してみたい」

 日本はアジア最終予選でイラク、タイ、北朝鮮と同グループ。世界切符を懸けた準々決勝ではUAEやカタール、開催国のインドネシアとの対戦が予想される。例え自分たちが主導権を握って戦う時間帯が少なくなっても、無失点で試合を進めること。個人・チームとして対応できるだけの力をメキシコ遠征で身につけなければならない。

 J1で経験を重ねるMF齊藤未月(湘南)は強度高い守備を見せていた。その齊藤は「このチームとしても今まで強豪国とやったことがなかったので、ここでできるのはチャンスだと思います。自分の特長もそうだし、チームとしてもどこまでやれるかも大事なので、しっかりプレーして、しっかり勝って日本に帰って来たい」。間違いなく大きな経験となるであろう強豪との3試合。各選手にとっても大きな力試しの機会で必ず、収穫を得て帰ってくる。

(取材・文 吉田太郎)

TOP