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[Rookie League]流経大柏が選手権準V世代以来となる優勝!先輩超えへ「チームを勝たせる選手に」

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Rookie League A Groupで優勝した流通経済大柏高

 関東・静岡の強豪18校の1年生たちが90分間ゲームのリーグ戦で力を磨く「2018 Rookie League」は2日に静岡県の時之栖うさぎ島グラウンドで閉会式を行った。上位リーグのA Groupは流通経済大柏高(千葉)が3年ぶりとなる優勝。前回優勝時のメンバー、MF宮本優太(現流通経済大)らは3年時にインターハイ優勝と選手権準優勝を成し遂げており、今年の1年生はその先輩たちを超える成長、活躍を目指す。

 市立船橋高(千葉)や前橋育英高(群馬)、静岡学園高(静岡)など強豪校が争うリーグ戦で7勝1分1敗の堂々の成績。首位攻防戦となった第8節の帝京三高(山梨)戦を4-0で快勝し、1試合を残して優勝を決めた。開幕戦から存在感を示したMF三好麟大やリーグ得点王のFW森山一斗、DF清宮優希は早くも名門のAチームの先発に食い込むなど、Rookie Leagueから羽ばたいている。

 Rookie Leagueでは、入学当初からAチームに登録されているCB藤井海和やGK松原颯汰も欠く中での戦いだったが、各選手が高い目標を持って成長。大会MVPに選出された左SB田村陸は「1試合1試合に臨む気持ち。試合の1週間前に(コーチの斉藤)礼音さんたちから『こういうところを意識して』と言われて、それを重点的に、自分たちで声をかけながら練習して力にしていったことが良かったと思います」と説明していたが、勝負に対してどこよりも強い姿勢で準備してきたことが優勝の大きな要因となったようだ。

 また、森山は「(Rookie Leagueで)90分で結果を出すことの大切さや難しさを感じた。コーチからも『チャンピオンになりたければ勝つことの難しさをどこよりも知っていなければならないし、勝つために必要なことをやり続けられるかどうか』と言われていて、その辺は学ぶことが多くあった」とコメント。勝つためにファイトし、時に相手を飲み込むような強さも発揮したチームは今年、Rookie Leagueに加え、全国の強豪と戦ったU-16オーシャンカップ(茨城)でも頂点に立っている。

 ただし、1年生チームの指揮を執る斉藤コーチは「ここで勝負しながら、個人で成長してもらわなければならない。チームを勝たせる選手にならないといけない」。Rookie League最終節ではライバル・市立船橋と1-1で引き分け。FW松浦陸翔が先制点を決め、GK小林慶彦が相手のPKをストップするビッグプレーがあったが、追いつかれた後に再三勝ち越すチャンスを作りながらも決めきれず、良い形でリーグ戦を締めくくることができなかった。

「勝負の肝のところを見つける選手でないと、惜しいで終わってしまう」と斉藤コーチ。「チームを勝たせる選手」になるためには、ここぞの場面で相手を凌駕するような技術、強さ、また状況を見極める判断力、リスクを負ってでも勝負を決めに行くような勇気も必要だ。

 3年前の世代には宮本やMF菊地泰智(現流通経済大)、GK薄井覇斗(現流通経済大)のように試合を決める選手が複数いた。今年の1年生たちは彼らと比較されることになるが、MF並木爽は市立船橋戦の後に「こういうところで落としているし、まだその世代より強いと全然思っていない。それを超えるために何ができるかというのがある。一人一人が成長する中で自分がリーダー格になれるようにしたい」と宣言。競争の中で先輩たち以上の日常を送り、飛躍することを目指す。

 彼らの大きな目標は2年後の選手権やインターハイ、高円宮杯プレミアリーグでタイトルを獲得すること。その前に彼らは、今年12月に関東代表として出場するU-16全国交流大会(静岡)で頂点に立つ。田村は「課題も多く見つかった。次の12月の全国大会へ向けて課題を修正しながら全員で成長できたらいい」。このリーグ戦で足りなかったものが強みになるほど個々が力をつけて、全国で結果を残して、偉大な先輩たちの背中に近づく。

(取材・文 吉田太郎)
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