beacon

憧れ、楽しみだった国体で主力として日本一、埼玉県の右SB山田「もっと上に」

このエントリーをはてなブックマークに追加

埼玉県の右SB山田結斗は憧れの国体で日本一に。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[10.4 国体少年男子決勝 埼玉県 1-0 石川県 テクノポート福井総合公園スタジアム]

「国体は自分自身、昔から憧れで凄く楽しみにしていた大会だったので、全試合に出場できたことは嬉しかったです」。埼玉県の右SBとしてフルタイム出場した山田結斗(大宮ユース、1年)は、主力選手の一人として、憧れの国体で日本一となった。

 優勝の瞬間は「マジ、やっちゃったみたいな」感情になったという。暫く時間が経過してもまだ実感がないと語っていたが、「優勝は17年ぶりということで、埼玉のために戦えたので良かったです」と胸を張った。

 右サイドから中盤や前線の選手を繰り返し追い越すことのできる走力と、攻撃力が持ち味のSBだ。決勝では相手の左サイドが押し返してくることを許さず完封勝利に貢献。また、右サイドにスペースのあった岐阜県戦など目立つプレーをしていた試合もあったが、本人は「もっとかかわってクロスとか、アシストとかしていきたかったんで、そこは課題かなと思います。(走力を活かすプレーの)回数をもっと増やしていきたいです」と口にする。

 目標の日本一を達成し、より活躍するための課題も実感できた国体。SB、SHでのプレー可能な山田は今後へ向けて「年代別代表とか目指しながら、しっかり自チームでも結果を残して、もっと上に成長していけるようにしたい」と力を込めた。

(取材・文 吉田太郎)
●第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体」特集

TOP