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ブラインドサッカー日本代表はエース川村がアルゼンチン代表から歴史的初ゴールを奪うも、逆転負け

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川村怜の歴史的ゴールの瞬間。混戦から右足を振り切った

【ブラインドサッカーチャレンジカップ2018】(町田市立総合体育館)

 日本代表は前半から積極的に攻撃を仕掛け、前半3分、ゴール前の混戦から抜け出した川村怜が先制ゴール。2007年の初対決から過去4度の対戦で、日本代表が1度も奪えなかったゴールで勢いをつけた。さらに14分過ぎには自陣ゴール前でファウルを犯し、相手にPKを与えるが、GK佐藤大介が鋭く左に飛んでファインセーブ。しかし前半終了間際の19分、アルゼンチンのフェデリコ・アッカルディがボールを奪うとディフェンスを3人かわして同点弾。前半は1-1で折り返した。
 後半はアルゼンチンの猛攻の前に日本代表は守勢に回った。アルゼンチンのエース、マキシミリアーノ・エスピニージョが後半10、17分と立て続けに決め、1-3とリードを許す。追う日本代表は前半とは対照的にゴール前で決定的な場面を作れず。2020年の東京五輪パラリンピックにむけて収穫と課題が浮き彫りになった。

日本代表 1-3(前半1-1)アルゼンチン代表

得点者
[日本代表]
川村怜(前半3分)

[アルゼンチン代表]
フェデリコ・アッカルディ(前半19分)
マキシミリアーノ・エスピニージョ(後半10分、17分)

前半
日本代表メンバー
GK1 佐藤大介(たまハッサーズ)
FP3 佐々木ロベルト泉(Vivanzareつくば)
FP7 田中章仁(たまハッサーズ)
FP10★川村怜(Avanzareつくば)
FP11 黒田智成(たまハッサーズ)   
 
後半
GK1 佐藤大介(たまハッサーズ)
FP3 佐々木ロベルト泉(Vivanzareつくば)
FP7 田中章仁(たまハッサーズ)
FP10★川村怜(Avanzareつくば) 
FP11 黒田智成(たまハッサーズ)  
ガイド中川英治
監督高田敏志
 
アルゼンチン代表メンバー
前半
GK1ヘルマン・ムレック◎    
FP3フェデリコ・アッカルディ◎ 
FP4フロイラン・パディジャ◎  
FP8マルセロ・パニーザ    
FP15マキシミリアーノ・エスピニージョ◎ 

後半
GK12ギド・コンソニ      
FP3フェデリコ・アッカルディ◎ 
FP4フロイラン・パディジャ◎  
FP8マルセロ・パニーザ   
FP11ニコラス・ヴェリス◎    
ガイド ヘルマン・マルケス
監督マルティン・デモンテ
【注】番号は背番号。★は主将。メンバーは前後半共に最初にピッチにいた選手。アルゼンチン代表の「◎」は2016年リオデジャネイロ・パラリンピック、今年の世界選手権に出場した選手

≪アルゼンチン代表との過去対戦成績≫
2007.8.3 ●0-2(第3回IBSA視覚障害者スポーツ世界大会 ブラジル・サンパウロ)
2010.8.21●0-1(第5回世界選手権 イングランド・ヘレフォード)
2014.9.4 ●0-1(4カ国対抗国際親善大会 フランス・パリ)        
2018.8.18△0-0(タンゴカップ アルゼンチン・ブエノスアイレス)


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