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ナポリvsパリSGは1-1のドロー、直前のリバプール敗戦でC組はさらなる混戦模様に

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痛み分けのドローに

[11.6 欧州CLグループリーグ第4節 ナポリ1-1パリSG]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は6日、グループリーグ第4節1日目を行った。C組ではナポリパリSGが対戦。激しい戦いも決着はつかず、1-1のドローに終わった。

 1勝2分でグループ2位に位置するナポリは4-3-3の布陣を敷き、中盤にはナポリでの最多出場試合数を512で更新した主将MFマレク・ハムシクが配置された。前線にはFWロレンツォ・インシーニェ、FWドリース・メルテンスが起用され、右サイドにはMFホセ・カジェホンが入った。カルロ・アンチェロッティ監督にとって、UEFA主催のカップ戦で200試合目の指揮となる。

 パリSGはリーグ戦で欧州5大リーグ新記録となる開幕12連勝を達成。しかし欧州CLでは1勝1分1敗でグループ3位となっており、勝ち点3獲得を狙う。トーマス・トゥヘル監督は3-4-3の布陣を選択。DFファン・ベルナトとDFトマ・ムニエがそれぞれ両WBに入り、中盤にはMFマルコ・ベッラッティとMFユリアン・ドラクスラーが起用される。前線はMFアンヘル・ディ・マリア、FWネイマール、FWキリアン・ムバッペが配置された。

 FWエディンソン・カバーニは古巣との対戦も、負傷によりベンチスタート。昨季のレアル・マドリーとの準々決勝で退場処分を受け、3試合の出場停止となっていたGKジャンルイジ・ブッフォンはパリSG加入後初の欧州CL出場となった。

 序盤は拮抗した試合展開も、パリSGが要所でチャンスをつくる。前半23分、ネイマールは中盤に下りてきて左足で浮き球パスを放つと、PA左からムバッペが左足ダイレクトボレー。鋭い弾道はわずかにゴール上にはずれた。一方、ナポリは同24分、DFマリオ・ルイが左サイドからFKを放ち、ニアサイドからメルテンスが飛び込んでワンタッチで押し込むが、ボールは枠を捉えなかった。

 パリSGはスピードのあるムバッペをPA周囲に走らせて局面打開を図るが、ナポリはDFカリドゥ・クリバリが高い守備力を発揮。前半29分には巧みなスライディングタックルでボールのみを奪い取り、脂の乗った相手エースに仕事をさせない。

 0-0のまま前半アディショナルタイムに突入すると、終了間際にパリSGが均衡を破る。ネイマールがボールを置いた状態から左サイドのムバッペに精度高いパスを送ると、ムバッペが再びPA左へ。ボールを溜めた後に折り返し、走り込んだベルナトが体勢を崩しながら右足シュートでゴールに押し込んだ。伏兵のゴールでパリSGが1-0で前半を折り返した。

 後半からはナポリが攻勢に。幾度とゴールに迫り、ブッフォンの好セーブに阻まれるが、後半8分にはゴール前に走り込んだカジェホンがDFチアゴ・シウバとブッフォンに挟まれるようにして倒され、PKを獲得する。同7分にインシーニェが冷静にゴール左に決め、1-1と試合を振り出しに戻した。

 パリSGは後半31分にディ・マリアに代えてカバーニを投入。一方、ナポリは同36分に肩を負傷したメルテンスに代えてFWアダム・ウナスが入る。試合は激しさを増しながらもスコアは動かず。1-1で試合は終了し、勝ち点1を分け合う形となった。

 直前の試合で4位レッドスターが1位リバプールに2-0で勝利。現在のグループ順位は1位リバプール(勝ち点6、得失点差+2)、2位ナポリ(勝ち点6、得失点差+1)、3位パリSG(勝ち点5、得失点差+4)、4位レッドスター(勝ち点4、得失点差-7)とさらなる混戦模様となっている。

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