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[MOM2735]大宮ユースFW高田颯也(2年)_負けられない“一番の武器”。快速を活かして勝利導く2ゴール

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FW高田颯也(2年)は快足を活かし、2ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.14 プレミアリーグプレーオフ1回戦 鳥栖U-18 0-3 大宮ユース 広島補助]

「自分の一番の武器。そこで負けるわけにはいかない」と胸を張るスピードを活かしたドリブルで2ゴール。1年でのプレミアリーグ返り咲きを狙う大宮アルディージャユースの勝利に大きく貢献したのが、FW高田颯也(2年)だ。

 先週のプリンスリーグ関東の最終節は腰の負傷のため、大事をとって欠場。この日は、「先週はチームに迷惑をかけたので、今日は自分が助けになれればと思っていた。3年生とやれる最後の大会なので、まずはチームが勝つことを意識した」ものの、試合序盤はうまく試合に入れず落ち込んでいた。それでも、先輩たちから励まされ、気持ちのスイッチを再び入れると、前半23分には左サイドの突破から左CKを奪った。

 以降も、思い切りの良い突破で相手DFに脅威を与えると、前半終了間際のアディショナルタイム1分に高い位置でボールを奪ったチームメイトのパスにスペースで反応。素早くドリブルでゴール前に持ち込むと、GKとの1対1を冷静に決めた。

「1対1だったので自分が決めるしかないという所でしっかり決めきれたのは大きい」と胸を撫で下ろした一撃で2点差にすると、後半10分にも同じく相手エリア左をドリブルで突破。「ひとつ前のプレーでパスを出したら、味方に合わなくて、監督から『自分で行け』と言われた。今度はパスするつもりはなくて、自分で最後まで行ききろうと思った」。その言葉通り、しっかりフィニッシュまで持ち込み、歓喜を呼び込んだ。

 昨年は交代の切り札として重宝されたが、2年目を迎えた今季は左MFに定着。先月からは持ち場を前線に移し、プレーの幅を広げている。「出ていない3年生もいるので、自分がその人たちの分までやらなきゃいけない」と奮闘を続けることで、泥臭いプレーが出来るようになってきた。

 丹野友輔監督が「相手の背中を狙う中で、そのスペースを抜ければ“行ける”という手応えがあった。彼は前向きになればボールをゴールに近づけられる選手」と評価する武器は代表のスタッフにも買われ、8月と10月にはU-17日本代表にも選出されるなど、その存在感は日に日に高まっている。

 中学時代は埼玉の街クラブ『坂戸ディプロマッツ』に所属。高校に上がる際は浦和ユースと大宮ユースからオファーを受けた。「迷っていたけど、コーチ陣からの熱意が強かった」ことと小学校時代に所属した江南南サッカー少年団の先輩であるMF黒川淳史(現・水戸)が所属していたことが決め手となり、オレンジのユニフォームに袖を通すことになった。

「ずば抜けて違うプレーをしていたので、自分もこうなりたいと思った」。黒川先輩に近づくためには、更なるアピールが欠かせない。今年最後の公式戦となる2回戦の東海大仰星(関西1/大阪)戦でも、ドリブルで勝利を呼び込む。

(取材・文 森田将義)
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