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A代表の基準に触れ決意新た…18歳DF菅原由勢「吸収できるものは全部吸収したい」

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トレーニングパートナーとして合宿初日の練習に臨んだDF菅原由勢(名古屋U-18)

 アジアカップに出場する日本代表の国内合宿がスタートし、トレーニングパートナーとして東京五輪世代の6人が参加した。各選手が練習開始時に自己紹介し、約1時間の調整。高校3年生のDF菅原由勢(名古屋U-18)は「30日までいろんな選手とプレーできるし、話せると思う。吸収できるものは全部吸収したい」と貪欲な姿勢で臨んでいる。

「こういう経験ができるのも周りの方のおかげだと思うし、自分が今までやってきたことが評価された。これを経験した以上はここに選手として戻ってこないと意味がない。A代表の選手と練習して空気感を感じているので、1日でも早くA代表のメンバーに入りたい」

 今夏はU-19日本代表の一員としてロシア遠征に参加し、ロシアW杯を戦う日本代表のトレーニングパートナーを務めた。10月にはU-19アジア選手権で来年開催のU-20W杯出場権獲得に貢献。世代別代表の常連として国際経験を積んできたが、合宿初日の練習ではA代表の高い基準を体感した。

「U-19の雰囲気とは全然違った。アジア杯を控えて、本当に素晴らしい空気のなかで練習できている。緊張感がありました」。ストレッチに取り組む姿勢、パス回しのスピードや質の高さ。軽めの調整の中でも確かな違いを感じ取り、「一つのメニューに対しての熱量が違う」と指摘した。

 名古屋で開幕スタメンをつかんだ今シーズンはU-19日本代表の活動でも結果を残し、その締めくくりにこの合宿参加が決まった。A代表入りに向けた“一歩”。「1日でも早くレベルの高いところに飛び出していきたい」と海外挑戦を見据える18歳は「何が必要か、何を準備しないといけないのか。聞けるところは聞いて吸収して帰りたい」と海外組にも学ぶ意向だ。この経験から多くのことを吸収し、階段を駆け上がる。

(取材・文 佐藤亜希子)

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