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鹿島封じた大分は3バック全員がJ1初出場…鈴木「このレベルでは当たり前」岩田「身体で負けることはなかった」

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身体を張って守るDF鈴木義宜(背番号5)とDF岩田智輝(同29)ら

[2.23 J1第1節 鹿島1-2大分 カシマ]

 大分トリニータは23日、リーグ開幕節の鹿島アントラーズ戦で5人の選手がJ1デビューを果たした。とりわけ3バックは全員がJ1未経験。東京五輪世代のDF岩田智輝は時間を追うごとに思い切ったプレーが増え、新たな自信が芽生えた様子。J1初挑戦にして新主将を担うDF鈴木義宜はJ3、J2時代と変わらぬ落ち着きぶりで質の高さを見せつけた。

 湘南などでJ1通算152試合に出場していたMF高山薫を除けば、この日の大分は先発全選手が通算30試合以下。すなわち、J1で主力の座を守った経験のない選手が多く並んだ形だ。中でも岩田、鈴木、DF福森直也の3バックに加え、MFティティパン、FW藤本憲明はこの日がJ1デビュー戦となった。

 ただ、経験の浅さを感じさせることはほとんどなかった。藤本は試合を決定づける2得点を記録し、タイ代表のティティパンは鹿島の中盤相手に堂々としたゲームメイクを披露。3バックはセットプレーの1失点に抑え、FW伊藤翔、FWセルジーニョという国内屈指のアタッカー陣と対等に渡り合った。

「やりながら相手のプレッシャーも分かってきたし、後半になるにつれてうまくやれた」。そう語ったのは21歳の岩田。「自分たちのサッカーができたかというとそうではない」と攻撃面の課題も口にしたが、守備では時間が経つごとに対応の仕方が洗練されていった印象を受けた。

 実際、進境著しいMF安部裕葵とのマッチアップも「あんまり意識せず、自分の間合いでやれた」と難なくこなした自覚があり、全体をとおしても「身体で負けることはなかったので自信になった。そこはDFとしては負けちゃいけないところなのでもっと自信を持ってやりたい」と新たな手応えを得たようだ。

 また、新主将の鈴木は序盤から終始落ち着いたプレーを続けた。後半、相手の波状攻撃を受けた場面では「僕としては勝ちたい気持ちはあったが、最悪勝ち点1を持ち帰るというのはあった。そういう余裕を持たせることも大事」と冷静に対処。頼れるリーダーに統率された守備陣は焦らずシュートを打たせ、しっかりとコースに入ってブロックしていた。

 もっとも、昨季も見られたセットプレーからの失点を課題に挙げるなど、この日のパフォーマンスには満足していない模様。身体を張った守備にも「このレベルになれば当たり前。しなければ勝ち点3はついてこないし、これをどれだけ継続してやれるか」と今後に目線を向け、さらなるレベルアップを誓っていた。

 左ストッパーを担った福森もこの日、相手のバランスを見たミドルパスで1点目につながるこぼれ球を誘発するなど、攻撃面での持ち味をいかんなく発揮。昨季のJ2を共に戦った選手たちを主に補強したことで“J2オールスターズ”という異名も持つ今季の大分だが、J1経験が少ない選手たちの活躍が今後もカギになりそうだ。

(取材・文 竹内達也)
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