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「町田のスタイル自体が僕の課題」あえて逆境を選んだFW岡田優希、開幕戦でプロデビュー

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Jリーグデビューを果たした町田FW岡田優希(写真中央)

[2.24 J2第1節 町田1-0東京V 町田]

 野心に燃える大学出身ルーキーが開幕戦で早速Jデビューを果たした。早稲田大で関東大学リーグ得点王を獲得したFC町田ゼルビアFW岡田優希はJ2開幕節・東京V戦の後半40分、2学年上の先輩FW山内寛史との交代でピッチへ。PA内での見せ場は生かせなかったが、本領発揮はこれから。今後の意気込みをしっかりとした口調で語った。

「それが(加入を)決断した一番の大きな理由なので」。開幕戦の試合後、プロデビューを飾った22歳は町田での日々に手応えを語りつつ、いっそう力を込めた。

「町田のスタイル自体が全部僕の課題だと思うんですよ。まずは守備をして、ハードワークして、そこから前に走って……っていう。だから、このチームは自分を高める上で大事なものを学ばせてくれるチームだと思っています」。

 サッカー選手が進路を選択する際、自身のスタイルに合ったチームを選ぶべきという意見もある。だが、岡田は全く真逆の価値観を持ってやってきたという。苦手なことを求められながら鍛錬を積んで自身の成長を促し、ステップアップの礎にしようという考え方だ。

 もちろん厳しいプロのステージ、ただ学ばせてもらうために来たわけではない。だからこそ、問われてくるのは結果だ。開幕戦で途中起用されていることが証左ではあるが、キャンプ中の評価は上々だった様子。しかしそのことを報道陣に問われると、満足とは程遠い返答がかえってきた。

「まだチームの主軸になってスタメンで出るほどのモノをまだ見せられなかったし、何よりもう一つ結果を残せなかった。ゴールを取れなかった。やったうえで結果を残すというのが次のステージになる」。

 自身に足りないものを身につけ、求められる結果を出し続けること。これが岡田のプロサッカー生活の最初のハードルとなる。「だからこそ、一日一日のトレーニング、一試合一試合が勝負になる」。初めて経験するJリーグの舞台だが、進むべき先に迷いはない。

(取材・文 竹内達也)
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