beacon

再び起きた人種差別問題…スターリングが訴え「もう2019年、馬鹿げているよ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

FWラヒーム・スターリングが人種差別問題に言及

 イングランド代表FWラヒーム・スターリングが、度重なる人種差別問題にコメントした。

 25日にEURO2020予選でモンテネグロ代表と対戦したイングランド。先制を許したが、その後大量5得点を奪い逆転勝ち。先日のチェコ代表戦も5-0と勝利していたイングランドは、1984年以来初めて5ゴール以上を奪って連勝を記録した。

 しかしこの一戦で、スターリングらイングランドの選手に対し、人種差別的なチャントが歌われていたようだ。5得点目を挙げた際、スターリングはジェスチャーで反応している。英『スカイスポーツ』のインタビューで自身は「最初は聞こえなかった」としつつ、具体的な対策が必要だと訴えた。

「ダニー(ローズ)が彼らが何をしているのか明かしてくれた。僕は自分の肌の色はわかっている。僕らを動揺させるにはそれ以上のことが必要だと、彼らに見せつけてやりたかった。新しいことを言っているわけではないよ」

「今は2019年であり、これが続いていくのは残念で仕方がない。ゲームに参加させないようにするためには、ファングループ全体を罰する必要がある……もう一度考えさせるために何かが必要だ。もしファンとともに戦えなければ、チームはより難しくなる。そういう人たちには、改めて考えさせなければならない」

 所属のマンチェスター・シティでの試合でも、人種差別被害を受けていたスターリング。それでも24歳FWは被害に負けず、人々の認識を変えるために挑戦していくと語った。

「もう2019年だ。馬鹿げているよ。完全に止める何かがあるはず。フットボールの試合では感情的になるものだ。だが、肌の色を揶揄するのは絶対に間違っている。UEFA、あるいは他の組織は人々にもう一度考えさせなければならない」

「要点はこれだ。僕はフットボーラーだから、絶えずそれについて話してほしくない人がいる。だけど同時に、僕らは人々に気づかせなければならない。当事者に気づかせなければならない。僕らができるのはそれだけだ」

●EURO2020予選特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP