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[MOM2825]東福岡MF荒木遼太郎(新3年)_ハイプレスの中心となって流れ変え、決勝点

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東福岡高の10番、MF荒木遼太郎主将は決勝点を挙げた

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.29船橋招待U-18大会 東京Vユース 0-1 東福岡高 タカスポ]
 
 注目エースが決勝点を叩き出した。東福岡高(福岡)は前半、東京Vユースのパスワークに苦戦。後半は1ボランチのU-17日本代表候補MF荒木遼太郎主将(新3年)を2シャドーの一角へスイッチすると、2度追いすることも厭わず走り回った10番に牽引されたチームは相手の攻撃を乱すことに成功する。

 試合の主導権を握り返した東福岡は後半16分、ゴール前の混戦からFW田中角栄(新3年)が強引に前に出ようとする。最後はこぼれ球を荒木が右足でゴールに流し込んだ。この1点が決勝点に。U-17日本代表の森山佳郎監督の前で決めたゴールに荒木は「森山さんがいると、自分も代表に行くために一番アピールできる。そこで最後結果を出せたというのも一番良いアピールになったかなと思います」と微笑んだ。

 技術力と攻守における判断力の高さで勝負する荒木は昨年、名門・東福岡でポジションを奪取。ハードワークする姿勢も変わった荒木は、U-16日本代表の一員としてAFC U-16選手権に出場し、アジア制覇にも貢献した。そのMFは今年、1ボランチに挑戦中だ。

 1ボランチを務めることで、持ち前の技術の高さや展開力が活きている部分もある。当初、苦戦しているのは守備面だ。2月の九州新人大会では自らボールを奪い取って、攻撃の起点になるシーンが幾度も見られた。だが、本人はまだまだ足りないと首を振る。

「守備ができるようになってきたんですけれども、まだまだ全然足りていない。もっと周りを動かしながらの守備が……。もっと周りを見なきゃいけない。自分としては周りを見てからのプレーが得意だと思っていたんですけれども、一個下に落ちたら全然足りていないと思ったし、新たな発見とかも結構ある」

 この日の後半のように、ゴールに近いポジションで結果を出すなどトップ下での評価高い荒木だが、すぐにボランチでハイレベルなプレーができる訳ではない。「難しい」と感じることも。それでも、現在は将来のために、レベルの高いボランチになることを目指している。

「与えられたポジションを色々こなせる方が、チームとしても、個人としてもコーチとしては使いやすい選手になると思う」。実際、3月のU-17日本代表候補合宿もボランチとしてプレー。最終日の紅白戦などでは良さを発揮できたと感じている。今年の九州を代表するタレントは新たなポジションでも国内トップレベルや国際試合で違いを生み出す存在へ。今年は東福岡で全国タイトル奪還を目指す一年だが、自身はプロで活躍する可能性を広げる一年にする。 

(取材・文 吉田太郎)

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