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「完成されていないチーム」「前節より悔しい」岡山は直近2試合に“課題”

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FWロビン・シモヴィッチと対峙するDF田中裕介

[4.3 J2第7節 大宮2-1岡山 NACK]

 ファジアーノ岡山は逆転負けを喫し、10位に順位を下げた。第5節柏戦では優勝候補の全勝を止める勝利(1-0)を挙げ、6位に浮上していたが、直近2試合は勝ち点を取りこぼす状況が続いている。

 苦しい前半をスコアレスで耐えると、後半17分にFW齊藤和樹が先制点を陥れた。左クロスがブロックされ、こぼれ球をおさめたMF上田康太がラストパス。齊藤が左足を振り抜くと、グラウンダーのシュートはゴール右下隅に突き刺さった。しかし、今季初ゴールは勝利につながらず、齊藤は「前節も先制点を取って勝ち切れなかった。今日は前節よりももっと悔しいです」と唇を噛んだ。

 4日前、3月30日に行われた第6節甲府戦も先制点を守り切れなかった。後半3分にCKから先制に成功したが、後半アディショナルタイム5分にPKを献上し、痛恨のドロー。先制後の試合運びを振り返り、DF田中裕介は「僕らは全く完成されていないチーム。ここまでうまくやってきた部分もあったけど、経験のある選手が少ない。こういう戦いで脆さが出てしまった」と悔しさをにじませた。

 この日はラスト15分で5バックにシフトしたが、逃げ切れずに2失点。試合の締め方に課題が出ているが、7日の新潟戦に向けて中3日で立て直しへ。齊藤が「クロスを上げさせない、シュートを打たせない、もう一歩の寄せを突き詰めたら変わる」と話せば、田中も「割り切ったプレー、時間をつくるプレーをするのも大事」と修正を誓った。

(取材・文 佐藤亜希子)
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