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手倉森監督も脱帽…「トンカチで殴られたような」完敗を喫した長崎

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今季最多3失点に沈んだ長崎の手倉森誠監督

[4.3 J2第7節 柏3-0長崎 三協F柏]

 衝撃的な敗戦となってしまった。V・ファーレン長崎が柏レイソルのホームに乗り込んだ一戦は、昨季J1から降格したチーム同士の顔合わせだったが、結果にも内容にも大きな隔たりが出てしまった。

「3連敗が懸かった柏の危機感とホームでのアドバンテージと。そこで出てきたスピートとパワー、勢いに序盤は翻弄された」と手倉森誠監督が会見で語ったように、立ち上がりから柏が圧倒。9分、17分、40分と前半のうちに3ゴールを挙げた。前半のシュート数を見ると、0対16と防戦一方的になってしまう。

 後半に長崎が交代枠を使い布陣を変更したことで巻き返したが、ゴールは最後まで遠かった。「頭をトンカチで殴られたような」と敗戦を例えた手倉森監督。90分間ピッチで戦ったDF角田誠は「厳しかったですね……」と表情を曇らせる。「サッカーをしていてここまでシュートを打たれたのは初めて」と被シュート29本にショックを隠しきれなかった。

「力の差を見せつけられた」と角田が指摘するのと同調するように、試合後長崎の選手たちの表情は一様に暗かった。それでも指揮官は「自分たちが本来目指さなければいけないサッカーのクオリティとスピートとパワー、ゲームの入り方と勢い。まざまざと教えてもらって、柏には感謝しなければいけない」とこの試合を教訓にすることを誓う。

 手倉森体制1年目、まだチーム作りの過程にある。ここまでの7試合すべてに先発しているのは、FW玉田圭司、DF亀川諒史、DF徳永悠平、GK徳重健太のみで、柏戦では4選手を初先発させている。「辛抱する人間をたくさんつくりたいので、メンバーを代えながらやっていくという話はチーム内でしている。まだまだ辛抱していかなければいけない状況が続きますけど、今日の負けをきっかけにしなければいけない。『いまに見てろ』というのを示していかなければ」と指揮官は発奮を期待していた。

(取材・文 奥山典幸)

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