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高校生2人がプロ初先発&プロデビューの“ヤング・レイソル”は敗戦…仙台が3連勝で首位キープ!

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仙台がルヴァン杯3連勝

[4.10 ルヴァン杯グループB第3節 仙台2-1柏 ユアスタ]

 ルヴァンカップのグループリーグ第3節が10日に行われ、B組ではグループ首位のベガルタ仙台(J1)がホームで2位の柏レイソル(J2)に2-1で勝利した。後半2分にFW長沢駿のゴールで先制し、同24分にはFW石原直樹が追加点をマーク。同アディショナルタイム3分に柏のFW江坂任に1点を返されたが、開幕3連勝で首位をキープした。次節は24日に開催され、仙台は再び本拠地で鳥栖、柏は敵地でFC東京と対戦する。

 仙台は高卒ルーキーの18歳DF照山颯人が、今大会開幕戦でのプロデビューから3試合連続でスタメン。3-3-2-2の3バックの右に入った。

 対する柏は2種登録の17歳FW細谷真大を先発起用し、3-4-2-1の1トップに配置。同選手は今季リーグ戦で3試合に途中出場しているが、スタメンはこれがプロ初となった。また、同じく2種登録の17歳FW鵜木郁哉がプロ初のベンチメンバー入り。高校3年生の両選手を含め、柏は登録選手18名の平均年齢が23.44歳と若いメンバーで臨んだ。

 前からプレッシャーをかける柏に対し、仙台は後ろから丁寧にボールをつないで攻撃を構築。右のMF道渕諒平、左のMF関口訓充の両ウイングバックを効果的に使い、フィニシュまでの形を作ろうとする。しかし、クロスが中央の選手に合わず、決定機には至らない。前半31分には最終ラインから上がったDF永戸勝也が敵陣でボールを奪い、PA手前左から左足でシュートを放つが、GK桐畑和繁にセーブされる。

 柏も前半35分にチャンス。右サイドの高い位置で細谷がボール奪取に成功し、内側から追い越してパスを受けたMF高橋峻希がPA内右に進入するも、右足のシュートは戻った永戸にスライディングでブロックされる。徐々にリズムをつかみ、同アディショナルタイム1分にはMF菊池大介からパスを受けた細谷がPA手前中央でのターンから右足でシュートを打つが、枠をとらえられず。前半はスコアレスで終了した。

 ハーフタイムが明け、先に試合を動かしたのはホームの仙台。後半2分、左CKの流れから右サイドのDF大岩一貴が滞空時間の長いクロスを送ると、PA内中央でジャンプした長沢は攻め残っていた照山と重なってうまく合わせられないが、足下にこぼれたボールを右足で素早く蹴り込む。長沢は前節に続いて2試合連続ゴールとなった。

 1点のビハインドを負った柏。後半7分にPA内中央の菊池が右足でシュートを放ち、同9分には右CKの流れからDF田上大地が豪快に頭で合わせるが、いずれもGK関憲太郎のビッグセーブに遭った。

 すると仙台は後半24分に追加点を奪取。MF松下佳貴の落としから大岩がワンタッチで前方にボールを送ると、PA内左に抜け出した永戸が折り返す。長沢がDFを引きつけ、その後方でフリーとなった石原が右足で難なく流し込んだ。

 柏は失点直後に1枚目の交代カードを切り、細谷を下げてプロデビューとなる鵜木を投入。その後も攻勢をかけるが、相手の守備を崩し切れない。仙台も同45分にプロデビューとなる高卒ルーキーのMF田中渉をピッチに送り出した。柏は同アディショナルタイム3分、左クロスを江坂が左足のボレーで叩き込み、1点を返す。しかし、あと一歩及ばずに2連敗を喫した。

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