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[MOM2839]駒澤大高FW時田悠人(3年)_“志願の10番”が2ゴール1アシスト

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駒澤大高のFW時田悠人は2得点1アシストの活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.13 関東大会東京都予選2回戦 駒澤大高 6-0 南葛飾高 駒沢2]

 志願して10番を背負ったFWが、2得点1アシストの活躍だ。駒澤大高のFW時田悠人(3年)はこの日、チームの10番を志願し、「(普段以上に)責任感が生まれて、良い意味で自分にプレッシャーを与えられる」中でプレー。2-0の前半32分に左CKからFW佐藤海来の(2年)ゴールをアシストすると、後半にも自信を持っているキック精度の高さを発揮して2ゴールを決めた。

 後半開始直後、こぼれ球を拾った時田は縦への仕掛けでDFを剥がすと、そのまま左足シュートをゴール右隅に沈める。時田は後半21分にも中央から空いた左前方へドリブルすると、そのままコースを突いた左足シュートで2点目を決めた。

「キックには自信があります」という10番の憧れの存在はMF中村憲剛(川崎F)。ロングボールを多用するチームの中、「自分が入ればそこで時間を作れると思う」という時田はキックの質やドリブルでアクセントになるつもりでいる。

 そして、この日のようにゴールを決めること。怪我から復帰したばかりの10番は、「怪我してチームに迷惑かけている部分があって、きょうは結果を出せたんですけれども10番ならば結果が全てだと思うので、毎試合コンスタントに取れるようにしていきたい」と力を込めた。

 年末の選手権開幕戦では交代出場。自立を目指すチームの中で経験者として仲間たちを引っ張っている。だが、「まだまだもっと厳しいことを言えないと自分に甘くなってしまうので、もっと自分に厳しく言えるようになった方が良いかなと思っています」。10番を志願したのも、より結果を求めるため。厳しく自分と向き合いながら成長し、多くの勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)

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