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仙台が長沢の劇的恩返し弾で逆転勝利! G大阪は5戦未勝利に

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仙台がG大阪に2-1で逆転勝利

[4.28 J1第9節 仙台 2-1 G大阪 ユアスタ]

 J1第9節が28日に行われ、17位ベガルタ仙台はホームで15位ガンバ大阪に2-1で勝利した。前半32分にG大阪のDF金英權に先制点を許したが、同アディショナルタイム1分にDF永戸勝也が決めると、後半アディショナルタイム1分には元G大阪のFW長沢駿が逆転弾をマーク。仙台が3戦ぶりの白星で連敗を2で止め、G大阪は2試合ぶりの黒星で5戦未勝利(1分4敗)となった。

 下位脱出を目指すチーム同士の一戦。仙台は前節から先発1人、G大阪は先発5人を変更した。元日本代表MF遠藤保仁は今季初のベンチスタート。スタメンを外れたのは昨年8月1日の第19節・磐田戦(1-1)以来となった。

 立ち上がりにペースを握ったのは仙台。FWジャーメイン良がキレのある動きでゴールに迫り、攻撃をけん引していく。G大阪も相手のギャップに走り込むFWファン・ウィジョを使って反撃を図るが、ピンチを迎える場面が続く。

 仙台は前半23分、攻撃参加したDF常田克人が左足で放った弾丸シュートはGK東口順昭に弾き出されるも、このプレーで左CKを獲得。同24分にキッカーの永戸が左足でクロスを送り、相手に競り勝った常田がヘディングで押し込もうとする。だが、わずかにゴール右へ外れた。

 さらに前半25分にはGK東口のミスキックからFW吉尾海夏がボールを拾い、素早く前方にパス。受けたジャーメインが2人のDFを振り切って東口との1対1を迎えるが、左足のシュートはゴール左外にそれた。

 G大阪は劣勢の中、前半32分にワンチャンスを生かして先制する。左CKから古巣対戦のMF矢島慎也が右足でクロスを送ると、日本代表GKシュミット・ダニエルが飛び出して弾こうとするも、MF今野泰幸と重なってボールに触れず。その奥でフリーの金英權が立ったまま頭にヒットさせ、移籍後初得点を挙げた。

 仙台は先制を許した後も次々とゴールを遅い、前半アディショナルタイム1分に追いつく。MF松下佳貴からパスを受けた永戸がPA後方左で利き足と逆の右足を振り抜くと、シュートの軌道上にいた日本代表DF三浦弦太が身をかがめるも下げた頭に当たり、GK東口の逆を突く形でゴール右に吸い込まれる。プロ3年目の永戸はこれが初得点となった。

 後半も仙台が主導権を握る中、先に決定機を作り出したのはG大阪。後半14分、FWアデミウソンがPA内左で仕掛けて相手をかわし、マイナスのパスに反応したファン・ウィジョが至近距離から右足でシュートを打つ。しかし、サイドネットの左外を直撃。同23分にはPA内右にボールがこぼれ、MF倉田秋が角度のない位置から右足を振るが、シュートはわずかにゴール左へ外れた。

 G大阪は後半34分に最初の交代カードでアデミウソンを下げ、遠藤を投入する。対する仙台も同37分に3枚目の交代枠でジャーメインに代え、古巣対戦となる長沢をピッチに送り出した。

 そして決勝点が生まれたのは後半アディショナルタイム1分。途中出場のMF関口訓充がPA内右でフリーのMF石原崇兆につなぎ、石原が送ったクロスにファーから長沢が飛び込む。右足のアウトでゴール右に押し込み、貴重な逆転ゴールを奪取。長沢の移籍後リーグ戦初得点が決勝弾となり、仙台が劇的な展開で勝利をつかんだ。

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