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容赦ないマンC、8年ぶりFA杯制覇!イングランド史上初の国内3冠を達成

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マンチェスター・シティが国内3冠を達成

[5.18 FA杯決勝 マンチェスター・C 6-0 ワトフォード]

 18日、FAカップ(国内杯)決勝がウェンブリー・スタジアムで行われ、マンチェスター・シティワトフォードを6-0で下し、2010-11シーズン以来8年ぶり6度目の優勝を果たした。なお、リーグ戦とリーグカップ、FA杯の国内3冠はイングランド史上初となる。

 近年稀に見るハイレベルな戦いを制し、プレミアリーグ連覇を果たしたシティは、前線にFWガブリエル・ジェズス、MFリヤド・マフレズ、MFラヒーム・スターリングを起用。MFオレクサンドル・ジンチェンコやMFベルナルド・シウバらも先発に名を連ねた。35年ぶり決勝進出のワトフォードは、今季限りで引退するGKエウレーリョ・ゴメス、FWジェラール・デウロフェウ、FWトロイ・ディーニーらが先発に入った。

 試合は戦前の予想通り、シティが主導権を握る。前半11分にはワトフォードにカウンターから決定機を与えてしまい、GKと1対1の状況からMFロベルト・ペレイラにシュートを打たれたが、GKエデルソン・モラレスがファインセーブ。すると、26分に先制点を奪う。スターリングのシュートのこぼれ球に競り勝ったMFダビド・シルバが、PA左でスターリングからリターンを受けて左足ボレーを叩き込んだ。

 これで勢いに乗ったシティは、押せ押せの展開。立て続けにCKを得るなどゴールに迫ると、前半38分だった。B・シウバがボールを運び、PA左へ柔らかい浮き球パスを供給。GKゴメスも飛び出していたが、これに反応したジェズスが左足を伸ばして中央へ折り返し、スターリングが無人のゴールに押し込んだ。なお、試合後にジェズスの得点に変更された。

 2点リードのシティは後半3分、左CKからPA左手前にグラウンダーのパスを送り、ジンチェンコが左足でクロスを供給。ジェズスがダイビングヘッドを叩き込むが、オフサイドにより得点は認められず。10分にはマフレズを下げ、MFケビン・デ・ブライネをピッチに送り込んだ。

 追いつくためにリスクを恐れず、攻撃に転じたワトフォードに押し込まれる時間もあったシティだが、カウンターから試合を決定づける3点目を奪う。後半16分、ハーフェーライン付近でスターリングがスルーパスを送り、ジェズスが抜け出して横パス。並走していたデ・ブルイネがGKゴメスをかわし、カバーに戻った相手DFが届かないところに冷静に流し込んだ。

 さらにシティは後半23分、ロングパスからジェズスがハーフェーライン付近で競り勝ち、デ・ブルイネのスルーパスで裏に完全に抜け出す。フェイントをかけてGKゴメスを揺さぶり、右足シュートを決めて4-0。28分にMFイルカイ・ギュンドアンに代えてMFレロイ・サネ、29分にはD・シルバに代えてDFジョン・ストーンズを入れ、交代カードを使い切った。

 相手陣内でワンタッチ、ツータッチでパスを回すなど、ワトフォードを圧倒するシティ。4点リードも攻撃の手を緩めず、後半36分には左サイドを突破したB・シウバがグラウンダーの鋭いクロスを入れ、ファーサイドのスターリングが右足で合わせて5-0。42分にはスターリングが追加点を挙げ、シティが6-0で今シーズンを象徴するような完璧な勝利をおさめた。

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