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途中出場のフアンマが同点弾!柏と大宮の昇格争いライバル対決はドロー決着

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FWフアンマ・デルガドは今季6ゴール目

[5.26 J2第15節 柏1-1大宮 三協F柏]

 暫定9位の柏レイソルは、暫定5位の大宮アルディージャを三協フロンテア柏スタジアムに迎えた。試合は1-1の引き分けに終わっている。

 得点力はリーグワーストタイ(11得点)、勝ち点を伸ばせない柏は、22日のルヴァン杯で得点を挙げたFW瀬川祐輔をリーグ3試合ぶりに先発へ。FWクリスティアーノ、FWオルンガとともに3トップに並んだ。
 一方、引き分けが2つ続きながらも5連勝を含む10戦負けなしと好調の大宮。柏戦ではFW富山貴光を今季初先発に抜擢し、FWフアンマ・デルガドをベンチからのスタートとした。[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がりは大宮が素早い寄せで柏のミスを誘う展開が続く。13分には中央でファウルを犯し、FW大前元紀のFKがゴールを襲うがGK中村航輔のセーブでしのぐ。

 16分、大宮は右サイドに開いた富山のクロスから、大前がボレーシュートを狙うもゴールマウスをとらえきれない。

 ゴール前が固くシュートまで持ち込めない柏は、キャプテンマークを巻くDF染谷悠太が約20mのところからミドルシュート。ボールはゴールに向かったがGK笠原昂史が両手でおさめゴールを許さなかった。

 柏はショートカウンターからゴール前に持ち込むと、一度は大宮守備陣に引っかかったがこぼれ球を回収したMF小林祐介はクリスティアーノに縦パスを入れる。ペナルティエリアで混戦になると最後はオルンガが左足で蹴り込み、28分に柏が先制した。
 
 敵陣でMF大山啓輔がボールを奪うと、すぐさまゴール前にクロス。ピンポイントで富山に合わせ、ヘディングシュートまで持ち込んだがクロスバーを越えてしまう。

 前半終了間際、大宮はDF山越康平がプレー続行不可能となり、Jデビュー戦となるFW吉永昇偉をピッチへ。吉永は右WB、DF奥井諒を左WBに回し、DF河面旺成が左CBに下がった。

 後半最初の決定機は柏の瀬川。ペナルティエリア内で切り返しで相手を外し、左足を振り抜いたがGK笠原の正面を突いた。
 
 1点を追いかける大宮は、ボランチの大山を下げてフアンマを投入。フアンマを最前線に置き、富山をシャドー、茨田をボランチにそれぞれ下げた。するとこの交代策が奏功する。

 21分、ロングボールの競り合いで富山が競り勝ち、前にボールを送る。DF古賀太陽がクリアするもボールを拾ったフアンマが右足を一閃。GK中村の至近距離から放たれた強烈なシュートがゴールネットを揺らし、大宮が試合をふりだしに戻した。

 終盤に入り、大宮は最後の交代枠を使ってMFダヴィッド・バブンスキーをピッチへ。柏はDF高橋峻希、MF大谷秀和、MFガブリエルを続けざまに交代させ、勝ち越し点を狙う。

 アディショナルタイムにはクリスティアーノが決定機をつくったがGK笠原が好セーブで2点目を許さず。勝ち点1を分け合った。勝ち点27の大宮は3位に浮上。同24の柏は6位となった。

(取材・文 奥山典幸)

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