beacon

監督交代の浦和が意地!! 森脇の劇的AT弾で川崎Fに追い付き連敗ストップ

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.1 J1第14節 川崎F 1-1 浦和 等々力]

 J1は1日に第14節を開催し、等々力陸上競技場では2位の川崎フロンターレ(7勝5分1敗)と11位の浦和レッズ(5勝2分6敗)が対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は後半9分にFWレアンドロ・ダミアンの得点で川崎Fが先制するが、同アディショナルタイムにMF森脇良太が同点ゴールを奪って1-1のドローに終わった。

 リーグ戦9戦無敗(7勝2分)の川崎Fは5月26日のJ1第13節大分戦(○1-0)から先発2人を入れ替え、FW小林悠、DF車屋紳太郎らを先発起用。一方、リーグ戦4連敗中の浦和は5月28日にオズワルド・オリヴェイラ監督の解任、大槻毅氏の新監督就任を発表。J1第13節広島戦(●0-4)から先発5人を入れ替え、FWマルティノス、MF宇賀神友弥、MF柴戸海、DF岩波拓也、そしてプロデビューとなる大卒ルーキーのDF岩武克弥らがスターティングメンバ―に名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤からフィニッシュに持ち込むのはアウェーの浦和。前半2分、左サイドから切れ込んだ宇賀神の右足シュートがネットを揺らすが、これはオフサイドの判定でゴールは認められず。さらに同5分にマルティノスが放った強烈な左足シュートはGKチョン・ソンリョンにストップされ、同16分にはMF武藤雄樹が鋭いミドルシュートを放つがゴール左に外れてしまった。

 徐々に川崎がボール保持率を高めるものの、浦和の粘り強い対応に遭ってなかなか決定機を作れない。前半33分には左サイドから切れ込んだMF長谷川竜也がミドルシュートを枠内に飛ばすが、GK西川周作に阻まれてしまった。

 0-0のまま後半を迎えると、後半9分にホームの川崎Fが先制に成功。長谷川のスルーパスから前線に駆け上がったDF登里享平のグラウンダーのクロスを、ゴール前でフリーになったFWレアンドロ・ダミアンが押し込んでスコアを1-0とした。

 1点のビハインドを背負った浦和は失点直後にマルティノスに代えてMF荻原拓也、同13分には岩武に代えてMF森脇良太をピッチへと送り込んで状況を打開しようと試みる。さらに同23分には負傷したFW興梠慎三がプレー続行不可能と判断され、最後のカードとなるFW杉本健勇が投入される。

 すると後半アディショナルタイムに浦和が意地を見せる。武藤が蹴り出したCKのこぼれ球を宇賀神がシュート。ジャストミートしなかったボールを攻撃参加していた西川がつなぐと、ゴール前の混戦から森脇が放ったシュートが相手選手に当たりながらもネットを揺らし、1-1のドローに終わった。

(取材・文 折戸岳彦)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2019シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP