beacon

大迫勇也が考える3バック「相手に合わせるためのフォーメーション」

このエントリーをはてなブックマークに追加

ストレッチするFW大迫勇也

 9日のキリンチャレンジカップでエルサルバドル代表と対戦する日本代表は7日、宮城県内で初練習を行った。5日のトリニダード・トバゴ戦(△0-0)に先発した選手のうち、GKシュミット・ダニエル、MF守田英正を除く9人はランニングなど軽めの調整。守田とシュミットは控え組にまざり、6対6のミニゲームやシュート練習などフルメニューを消化した。

 練習後、FW大迫勇也(ブレーメン)が今合宿で初めて報道陣の取材に対応。森保ジャパンで初めて3バックを採用したトリニダード・トバゴ戦を振り返り、「結果が出なかったことに対しては僕個人としても責任を感じた。悔しさとか、もどかしさとか、いろんな感情が試合のあとには残った」と率直に振り返った。

 エースとして無得点に終わった結果を反省したが、チーム全体で25本のシュートを放つなど、初めて3バックをトライした試合の中ではポジティブな面もあった。「チームとしては3バックという形で新しいチャレンジをしている最中。新しいことをするときにはいいことばかりではない。いかに早く各々がうまく対応できるかが大事」と、過度に楽観的にも悲観的にもなっていない。

「相手あってのフォーメーション。3バックは相手に合わせるためのフォーメーションだと思っている」。オプションとなる新システムをそう受け止める大迫勇は「いい面もたくさんあったし、悪い面もたくさんあった。もっと選手間で話し合わないといけない」と、成熟させるにはまだまだ時間が必要との認識を示した。

(取材・文 西山紘平)

TOP