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地元凱旋GKシュミット「みんな俺より見たい選手が…」と冗談も

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地元凱旋を果たしたGKシュミット・ダニエル(仙台)

 幼少期から宮城県で育ったGKシュミット・ダニエル(仙台)が7日、日本代表の一員として地元凱旋を果たした。自身は5日のトリニダード・トバゴ戦(△0-0)でフル出場。2日後に行われるエルサルバドル戦の出番はまだ不透明だが、集まった地元ファンからはひときわ大きな声援が送られていた。

 この日はひとめぼれスタジアム宮城での初練習を行ったチームを一目見ようと、多くの地元ファン・サポーターが来場。「みんな俺より見たい選手がいると思う」と冗談めかしたシュミットは「子どもたちはそういう選手を見てもらって刺激を受けて欲しいし、一番見たい選手になれるように頑張ります」と意気込みを語った。

 昨年9月のキリンチャレンジカップでA代表初選出を果たし、これまでゴールキーパー陣では唯一すべての活動に参加。「毎回代表活動があるとあらためてうまいなと思い知らされる。ただ、少しずつだけど慣れてきていると思う」。今回はW杯3大会に出場経験を持つGK川島永嗣も招集されており、刺激は普段よりも大きい。

 トリニダード・トバゴ戦では、日本代表で初めて3バックに挑戦。かつて所属した松本、現所属先の仙台でも経験してきたシステムだが、攻守のバランスはペトロヴィッチ監督時代の浦和や今季の大分に近いという。とはいえ適応には不安なし。「GKがやることは変わらない。みんなで擦り合わせてくれれば良い」と、どっしり構えた。

(取材・文 竹内達也)

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