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日本の“若さ”を警戒するチリ監督「コラボレーションプレーがあり、勢いもある」

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チリ代表のレイナルド・ルエダ監督

 日本代表とグループリーグ初戦で対戦するコパ・アメリカの前回王者チリ代表。公式会見にコロンビア人のレイナルド・ルエダ監督が出席した。

「我々の多くの選手は経験がある。実績と経験を若手と共有し、チームとしての準備を細部まで表して良い試合をできるように準備を進めています」

 チリはコパアメリカで15、16年と2連覇を果たしたものの、ロシアW杯出場を逃すまさかの事態を経験したことで、次回の22年カタールW杯に全精力を注ぐべく、昨年1月にコロンビア人指揮官であるルエダ監督を招聘した。「私はW杯のためにチリに来た」と、目の前のタイトルに固執しない姿勢を見せているルエダ監督だが、つねに勝ちにこだわらねば気が済まないマインドは南米勢の長所でもある。

 日本の印象について聞かれると、「ベテラン、若手も全員合わせてとても良いチーム。五輪に向かって取り組んでいて、アジアカップに参加した選手もいる」と陣容の内訳を紹介。「すごく良いコラボレーションプレーがある。1人、2人がすばらしいというよりも、ベテランから年下の選手全員を合わせて良いチーム。そして五輪に向かって取り組む、良い経験になる。アジア杯、ロシアW杯に出場した選手もいる。しかし、尊敬しているがわれわれは勝ちたい」と持ち上げ、「日本には疲れが出ないような体力がある。若い力を考慮しないということは絶対に間違い」と、油断するなとばかりに説いた。

 なお、足首の感染症が発覚していたFWアレクシス・サンチェスがプレーできるかどうかを質問されると、「試合に出る選手は明日発表する」と煙に巻いた。

(取材・文 矢内由美子)
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