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浦和GK西川「ミラクルを起こさなければ」済州との“死闘”制した2年前ACL再現へ

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ゴールマウスを守ったGK西川周作

[6.19 ACL 決勝T1回戦第1戦 浦和1-2蔚山現代 埼玉]

 目指すは2年前の再現だ。浦和レッズはFW杉本健勇のゴールで先制に成功したが、ホームで手痛い逆転負け。アウェーゴール2点を献上してAFCチャンピオンズリーグ(ACL)第2戦に臨む形となった。試合後、GK西川周作は「2017年もそうでしたが、ミラクルを起こさなければ優勝はできない」と前を向いた。

 ビハインドを跳ね返して大会を制覇した成功体験がある。2017年のACL決勝トーナメント1回戦も、同じく韓国勢の済州ユナイテッドと対戦。アウェーの第1戦は0-2で敗れたものの、見事な逆転突破を決めた。ホームの第2戦は90分間でアウェーゴールを与えず、且つ2ゴールを奪って同点に追いつき、延長戦に突入。延長後半9分にDF森脇良太が決勝ゴールを挙げ、2試合合計3-2で上回った。

 その第2戦は前代未聞の乱闘劇が問題になったゲームだった。終了間際にベンチを飛び出した済州の控え選手が猛ダッシュでピッチを横断し、MF阿部勇樹にひじ打ちを食らわせ一発退場。試合後は済州の選手、スタッフがピッチに乱入し、各所で小競り合いが起こる地獄絵図と化し、済州の選手に追い回されたDF槙野智章は走ってロッカールームに逃げ込んだ。

 そうした死闘を制した17年大会は、続く準々決勝も川崎Fを相手に奇跡的な逆転突破を果たし、さらに勝ち上がってアジア王者に輝いた。メンバーは入れ替わっているが、2年前もゴールマウスを守り、アジア制覇を経験した西川はその経験を踏まえて前向きに語った。

「まだチームとしては“前半”が終わっただけ。2017年もそうですが、ミラクルを起こさなければ優勝はできない。一つのいい試練なんじゃないかなと、ポジティブに捉えています」

 この日はカウンターから2失点目を許したが、鋭いミドルシュート突き刺したのが、奇しくも当時済州に在籍したFWファン・イルスだった。「特長は把握していたんですが…。人数はいたけどカウンターでやられてしまったという結果は反省しないといけない。自分も何とかできた」と悔しさをにじませつつ、「修正できると思う。アウェーで今度は自分たちがやり返す番」と力強く言い切った。

 右アウトサイドで先発した森脇は積極的な攻撃参加から好機をつくり、惜しいミドルシュートも放った。試合後、サポーターから激励の「We are REDS」コールが送られたことに感謝し、「(サポーターは)アウェーの地で逆転するんだ、という意思表示をしてくれたと思う。あとは僕らが応えるだけ」と逆転突破を誓った。

(取材・文 佐藤亜希子)

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