beacon

イニエスタ不在神戸連勝スルリ…“妹もガンバレ”元神戸の大分MF小林成豪に恩返し食らう

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.22 J1第16節 神戸2-2大分 ノエスタ]

 ヴィッセル神戸大分トリニータは2-2で引き分けた。

 前節、トルステン・フィンク新監督の初陣で首位のFC東京を撃破した神戸だったが、連勝はならなかった。今節はMFアンドレス・イニエスタが子供の誕生のために一時帰国したため不在。ただ出場停止だったDFダンクレーとMFセルジ・サンペールが復帰して、ホーム戦を迎えていた。

 そしてやはり強力な外国籍選手が魅せる展開になる。前半6分にウェリントンがパスカットから出したスルーパスをFWダビド・ビジャが蹴り込んで先制。直後の同8分にGKキム・スンギュのトラップミスから同点弾に繋げられたが、同26分、今度はウェリントンがお返しとばかりにGK高木駿のミスを誘うチェックでボールを奪い、勝ち越し弾を流し込んだ。

 だがそのまま神戸が逃げ切るかと思われた後半44分、大分に同点弾が生まれる。DF鈴木義宜のロングパスがエリア内に走り込む途中出場のMF小林成豪に渡る。小林は右足アウトサイドでGKを外すループシュートを蹴り込んで、ドローに持ち込んだ。

 同点弾の小林は神戸の下部組織出身で、関西学院大を卒業後、16年に神戸に入団。18年の山形移籍を経て、今季より大分に完全移籍で加わっていた。「久々のベンチ入り、神戸戦というのもあって、試合前からワクワクしていた」と話した小林は、「自分の形である裏抜けだったので、しっかり冷静に決められて良かった」と“恩返し”を素直に喜ぶ。

 小林は現在フランスで開催されている女子ワールドカップに出場する日本女子代表(なでしこジャパン)のFW小林里歌子の実兄。妹へのエールとも言える今季初ゴールになったが、今季2試合目の出場ということもあり、「全然満足していない。これからだと思うので、しっかりとやっていきたい」と気を引き締め直していた。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2019シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP