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シモヴィッチの“フライング花火”2発に茨田の芸術弾! 大宮が山形との上位対決を制す

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大宮が3-2で山形を下した

[8.4 J2第26節 大宮3-2山形 NACK]

 J2第26節が4日に開催され、4位大宮アルディージャはホームで5位モンテディオ山形を3-2で下した。前半4分に山形のDF栗山直樹に先制点を許したが、同19分と同28分にFWロビン・シモヴィッチが連続ゴールを挙げて逆転。後半9分に山形のFW南秀仁に同点弾を献上したものの、同27分にMF茨田陽生が華麗なシュートを決めて相手を突き放した。大宮は2試合ぶりの勝利で3戦無敗(2勝1分)。アウェーの山形は2連敗となった。

 中3日で続いた3連戦のラスト。大宮は前節の岐阜戦(0-0)からスタメン3人を入れ替え、DF河本裕之、MF奥抜侃志、FW吉永昇偉を起用した。対する山形は前節の福岡戦(1-2)から一気に6人を変更。DF野田裕喜、MF三鬼海、MF本田拓也、FW坂元達裕、FWジェフェルソン・バイアーノ、南が先発に名を連ねた。

 互いに6ポイント差で首位の柏を追いかける中、先手を取ったのは山形。前半4分に右サイドのFKからキッカーの三鬼が右足でクロスを送り、ファーの栗山が低い体勢からヘディングを決める。栗山は今季初ゴールとなった。

 大宮は3試合ぶりの失点を喫したが、前半19分の右CKで同点に追いつく。キッカーを務めるMFイッペイ・シノヅカが右足でクロスを供給すると、シモヴィッチが打点の高いヘッド。GK櫛引政敏に触られながらもネットを揺らし、3戦ぶりの得点を挙げた。

 同点となってからは大宮が前からハメる守備と、浮いた位置でボールを引き出すシモヴィッチを起点としたパスワークで山形を押し込む。前半28分にはMF小島幹敏が頭でつないだボールをシモヴィッチが収め、PA内中央でのキープから左足でグラウンダーのシュート。ゴール右に突き刺し、逆転弾を奪う。ハーフタイム中に打ち上げられた花火より一足早いシモヴィッチの豪快2発に、大宮サポーターは大きく沸いた。

 山形は後半開始から三鬼に代え、DF山田拓巳を投入。山田は左ウイングバックに入り、MF柳貴博が右に回った。すると立ち上がりの後半9分、野田からのロングボールに走り込んだ柳が強引に中央へ折り返し、フリーで待っていた南が右足で合わせる。確実にゴール右へ流し込み、2-2とスコアをタイに戻した。

 それでも大宮は茨田がチームを救う。後半27分にGK櫛引が前に出て弾いたボールにPA手前やや右で反応。左足の鮮やかなダイレクトシュートがゴールに吸い込まれた。茨田は4試合ぶりとなる今季3得点目。そのまま3-2で逃げ切った大宮が本拠地で白星を手にした。

(取材・文 阿部哲也)
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