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首位FC東京が逃げ切り3戦ぶり白星、名古屋は大観衆の前で連敗

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[3.30 J1第25節 名古屋1-2FC東京 パロ瑞穂]

 FC東京が敵地で名古屋グランパスを2-1で振り切った。リーグ戦アウェー8連戦の2戦目を戦ったFC東京は、3戦ぶりの勝利で首位をキープ。名古屋は2連敗となった。

 日本代表メンバーが発表された当日のリーグ戦。首位のFC東京からはMF橋本拳人とFW永井謙佑が選出。そして両選手ともが先発に名を連ねた。なお永井はこの試合がJ1通算250試合出場の節目となった。

 名古屋のスタメンには出場停止のDF宮原和也、発熱欠場のMF和泉竜司に代わって、DF藤井陽也、MF成瀬竣平といったルーキーが先発。フレッシュな布陣で首位撃破を目指した。

 序盤からボールを保持しながらゲームを進めたのは名古屋だったが、先制点は落ち着いてかわしていたFC東京に生まれる。前半29分、エリア内に侵入したFWディエゴ・オリヴェイラが藤井に足を引っかけられて倒される。これで得たPKをオリヴェイラが蹴ると、GKランゲラックに足に当てて止められるが、跳ね返りをオリヴェイラが押し込んで、スコアを動かすことに成功する。

 さらにFC東京は1点リードで折り返してすぐの後半4分、MF東慶悟のロングパスで裏を取った永井のマイナスクロスに走り込んだMF高萩洋次郎がダイレクトで合わせる。一旦はランゲラックに跳ね返されたが、こぼれ球を高萩が今度はしっかりと蹴り込み、リードを2点に広げた。

 前節は横浜FMに5失点して大敗。ホームで連敗は避けたい名古屋は早めの交代策で攻撃に厚みを持たせていく。しかし後半18分にMF三田啓貴に許したシュートを防いだランゲラックが右足を負傷。ここで3枚目の交代カードを切らざるを得なくなるなど、なかなか歯車がかみ合わない。

 だがようやく後半38分、MFジョアン・シミッチからのパスを受けた途中出場のMF前田直輝がゴール中央から左足を振り抜く。コースは甘かったが、GK林彰洋のファンブルもあり、ボールはゴールネットに到達した。

 しかし試合はこのまま2-1でFC東京が勝利した。チケット完売の一戦。前節も瑞穂では2003シーズン以来となる2万人を超える観衆を集めていたが、今節は雨が降る中でもそれを58人上回る2万188人が詰めかけていた。しかし名古屋はまたも大観衆の前で勝ち点3を奪うことは出来なかった。


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