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[Rookie League]流経大柏は最終節勝利も得失点差に泣いて全国届かず。8位・帝京三は入れ替え戦へ

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流通経済大柏高CB田口空我の先制ヘッドなどで勝利も、全国届かず

[9.7 Rookie League A最終節 流通経済大柏高 2-1 帝京三高 時之栖うさぎ島G]

 7日、「2019 Rookie League」A League最終節が行われ、流通経済大柏高(千葉)が帝京三高(山梨)に2-1で勝った。昨年優勝の流経大柏は、第3節以降無敗も4勝4分1敗の4位。3勝6敗で8位の帝京三はA League残留を懸けて、8日の入れ替え戦で清水桜が丘高(静岡)と戦う。

 逆転での3位と全国ルーキーリーグ交流大会プレーオフ進出へ向けて、流経大柏は目の前の相手・帝京三に勝利。前半22分にMF松本洋汰の右FKからファーサイドのCB田口空我が頭でゴールにねじ込んで先制すると、31分には左SB福地空のプレースキックからFW石川裕雅が決めて2点をリードした。

 石川が「きょうの試合に臨む前にセットプレーは大事にしようと話していたんですけれども、きょうセットプレーで2点取れたことはチームとして大きく成長できたと思います」と振り返る2発。その後も流経大柏はMF小林恭太らがセカンドボールを拾い、松本の展開やMF高足龍の仕掛けなどから追加点を目指す。

 だが、敗れると6位からB League降格圏内の9位に後退する可能性のある帝京三も食い下がる。後半10分に交代出場のMF神山力哉がPKを決めて1点差。CB安原大洋やMF菅野恭生らの好守に支えられたチームは、FW細田皐太や神山の推進力ある動きなどから同点ゴールを狙う。
 
 流経大柏は交代出場の選手たちも前へ出る力を見せたが、石川の決定的なヘッドが帝京三GK金子成那のファインセーブに阻まれるなど追加点を奪うことができない。だが、田口やGK大山渓中心に相手にも得点を許さず、2-1で競り勝った。

 流経大柏は得失点差で3位・西武台高(埼玉)に及ばず、4位に。石川は「後半に1点も取れていないので、そういうところがまだ甘い」と指摘し、個人・チームとしてより得点を獲れるように改善することを誓った。

 一方の帝京三・菅野は「後半はゼロで抑えられたのは良かったんですけれども、やっぱりシュートまでいけないことが今後の課題にもなる」とコメント。入れ替え戦は引き分けでもA League残留が決まるが、得点を奪い、勝ってRookie Leagueを終える。


(取材・文 吉田太郎)

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