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勝利に導くゴールを重ねる大宮MF奥抜侃志「日々成長していると感じている」

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大宮サポーターの目の前でゴールを決めたMF奥抜侃志

[11.2 J2第39節 大宮2-1柏 NACK]

 勝利を引き寄せるゴールだった。大宮アルディージャが1点ビハインドで迎えた前半42分、高いポジションからプレスをかけてMF石川俊輝が敵陣深い位置でボールを奪取すると、MF奥抜侃志はドリブルでGK中村航輔をかわすと、カバーに入っていた柏DFを見極めつつ右足でゴールを奪ってみせた。

「僕が点を取れば追いつけるし、追い越せる」と劣勢の中で得点を狙っていたことを明かした奥抜。その自信を裏付けるように、奥抜がゴールした5試合は全勝とチームに結果をもたらしている。

 決勝点となった2点目でもチャンスメイク。中央で縦パスを受けたFWフアンマ・デルガドがダイレクトでDFラインの裏のスペースへ。オレンジの33番が飛び出してきたGK中村航輔より早く右足で触ると、ファーサイドに流れたボールをMFイッペイ・シノヅカが折り返しMF茨田陽生が決め切った。「練習からやっていたので、フアンマもあそこに出してくると思っていた」。奥抜は狙い通りの崩しだったことを明かした。

 昨季ユースからトップチームに昇格すると、4月22日の第10節・新潟戦でデビュー。7試合に出場すると、今季初先発となった6月8日の第17節・京都戦で初ゴールをマークし、そこから出場機会を増やしている。柏戦を終えて21試合5得点と飛躍の1年を迎えている。「日々成長していると感じている」。20歳のMFはそう胸を張った。

(取材・文 奥山典幸)

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