現地時間29日、アーセナルはウナイ・エメリの解任を発表した。正式な後任は未定でありながら、暫定指揮官のフレドリック・ユングベリが当面のところは率いることになる。

　1990～2003年までアーセナルでプレーした名GKのデイビッド・シーマンはイギリス『BBC Radio5』の中で、元フランス代表の同僚を新監督にすべきだと語っている。

「アーセナルはパトリック・ビエラが率いるべきだと思う。彼がノースロンドンに戻ってきたら、きっとアーセナルファンに愛されるチームを作り上げると確信しているよ」

「ビエラのことを知っている人物なら、指揮官として最適な存在だとわかるはずだ」

「彼は選手時代から素晴らしい戦術眼を備えていて、リーダーとしてのメンタルも素晴らしかった。まさに生まれつきのリーダーとも言える存在だったんだ。それは一緒にプレーした選手だったら、誰もが知っていることさ」

　パトリック・ビエラと言えば、アーセナルの黄金期を支えた元フランス代表MF。アーセン・ベンゲルから絶大な信頼を寄せられ、03-04シーズンの無敗優勝に大きく貢献した。

　現役引退後はマンチェスター・シティの下部組織で指導者としてのキャリアをスタートさせ、ニューヨーク・シティFCを経て、2018年からリーグアンのニースで手腕を振るっている。リーグアンでニースは現在リーグ15位と振るわない状況にあるが、ベンゲル時代をよく知るビエラをアーセナルが迎え入れるという可能性はあるのだろうか。

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