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去就注目の反町監督「エネルギーは使い果たした」J2降格松本は意地の最下位脱出も

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セレモニーでサポーターに挨拶した反町康治監督

[12.7 J1第34節 松本1-1湘南 サンアル]

 前節でJ2降格が決まった松本山雅FCはホーム最終戦で意地を見せ、最下位を脱出した。勝って自力残留を目指す湘南を本拠地サンプロアルウィンに迎えた今季最後の一戦。後半40分に先制を許したが、後半45分にFW阪野豊史が劇的な同点ゴールを挙げ、1-1のドロー決着。勝ち点31で並んだ磐田を得失点差で上回り、17位でシーズンを終えた。

 最終節を前にJ2降格が決まり、就任8年目となる反町康治監督の進退問題も浮上していた。去就について質問を受けた反町監督は「(次への)エネルギーは警告ランプがついているくらい使い果たしました。充電するのに時間がかかるのか、すぐにフルになるのかは何とも言えない。余力は今の段階では残っていない」と率直に語った。

「(去就について)クラブがどう考えているかという話は聞いていない。僕自身は全身全霊を懸けてきたので悔いはないですし、ほとんど眠れない日が多かったので、十分に睡眠をとりたい気はしますけど。そういう話をクラブとしてからなので、今の段階では何も言えないのが現状です」

 4年ぶりのJ1挑戦は厳しい戦いが続いた。6勝13分15敗。決定力不足に苦しみ、シーズンで21得点は直近5年のJ1でワーストの数字。この日も最後に意地は見せられたが、攻撃の厚みを増した後半は相手の4本に対して13本のシュートを放つも、フィニッシュの精度を欠いた。

 初めてJ1を戦った15年に続き、再び1シーズンでJ2に逆戻りとなった。「我々が努力している以上に他のクラブも努力している」と語った反町監督は「今日のメンバーも平均が30歳を超えてる。ホームグロウン(HG)選手が一人もいない状況。見直していかないとクラブの分厚さは出てこない」と課題を指摘した。

(取材・文 佐藤亜希子)
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