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「危ねえ!」思わず叫んだ土壇場PK、なでしこの10番籾木結花が優勝決定弾

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後半43分、PKを決めるMF籾木結花

[12.17 E-1選手権 日本女子1-0韓国女子 釜山九徳]

 方向はGKに読まれていたが、迷いなく振り抜いたキックがしっかりとゴールネットを揺らした。0-0で迎えた後半41分、日本女子代表(なでしこジャパン)はMF中島依美からパスを受けたMF籾木結花(日テレ・ベレーザ)のシュートがPA内で相手の腕に当たる。土壇場で獲得したPKのチャンス。自らボールを持ってペナルティースポットに向かった。

 目をつむって集中する籾木。「PKを蹴る状況を意識し過ぎず、狙ったところに蹴ればいいということだけに集中した」。左足でゴール右を狙うと、相手GKも同じ方向にジャンプ。ヒヤリとしながらもボールはゴールに吸い込まれ、決勝点となった。PKが決まった瞬間、思わず「危ねえって叫んだ」という籾木だが、これがなでしこジャパンに4大会ぶり3度目の大会制覇をもたらす優勝決定弾だった。

「オリンピック優勝を目指すうえで、この3連戦で3連勝は最低限だと思っていた」。3試合連続完封勝利でのタイトル獲得。この日は守備から縦に速い攻撃を仕掛けてくる韓国に苦しめられたが、最後の最後で勝利をもぎ取った。「アジアの戦いは簡単じゃない。自分たちのやりたいことは出し切れなかったけど、3試合勝ち切れたことは良かった」。FW岩渕真奈、MF長谷川唯がケガで途中離脱する中、最終戦で攻撃陣を引っ張った背番号10は胸を張った。

(取材・文 西山紘平)

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