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籾木結花の土壇場PKで韓国撃破!!なでしこジャパンが4大会ぶり3度目の東アジア制覇

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4大会ぶり3度目の優勝を飾ったなでしこジャパン

[12.17 E-1選手権 日本女子1-0韓国女子 釜山九徳]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は17日、EAFF E-1選手権の最終戦で開催国の韓国女子代表と対戦し、1-0で競り勝った。後半43分にMF籾木結花がPKで決勝点。10年大会以来、4大会ぶり3度目の優勝を飾った。

 日本は第2戦の中国戦(○3-0)から先発4人を変更。中国戦で負傷交代したMF長谷川唯に加え、今大会2戦5発と好調だったキャプテンのFW岩渕真奈がケガのためチームを離脱。この日はDF清水梨紗、DF松原有沙もベンチスタートとなり、代わってDF三宅史織、MF遠藤純、MF中島依美、FW田中美南が2試合ぶりに先発した。GK山下杏也加、4バックは右からDF宮川麻都、三宅、DF南萌華、遠藤。中盤はMF三浦成美とMF杉田妃和のダブルボランチで、2列目の左に中島、右に籾木が入り、田中とFW池尻茉由が2トップを組んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 引き分け以上で4大会ぶり3度目の優勝が決まる日本はポゼッションを高めながら両サイドから積極的な攻撃を見せる。前半15分、田中の右足ミドルはGKの正面。同20分にはPA右手前から三浦が絶妙なパスを通したが、田中のトラップが大きくなり、GKに抑えられた。

 しっかりと守備から入る韓国は奪ってからの速い攻撃でチャンスをうかがう。前半28分、ショートカウンターから10番のFWヨ・ミンジがPA内に抜け出した場面では三宅のシュートブロックで難を逃れた。日本は前半42分、籾木の仕掛けから田中が落としてPA内左でフリーの中島へ。しかし、右足のシュートは大きくクロスバーを越えてしまい、スコアレスで前半を折り返した。

 日本は後半開始から池尻に代えてFW小林里歌子を投入。小林は右サイドに入り、籾木がトップ下に位置する4-2-3-1にシステムを変更した。韓国は後半13分、FWソン・ファヨンが高い位置でボールを奪い、南の股間を通すスルーパス。しかし、ヨ・ミンジのシュートは三宅が体を投げ出してブロックした。

 攻め手を欠く日本は後半24分、田中に代えてFW上野真実を投入。1点を取りに行くが、試合は膠着状態が続いた。それでも後半41分、セカンドボールを拾った中島がゴール前の籾木にラストパス。籾木の左足シュートが相手DFのハンドを誘い、PKを獲得した。

 自らキッカーを務めた籾木は落ち着いて左足でゴール右隅にねじ込み、決勝点。1-0で競り勝った日本は3連勝で勝ち点を9に伸ばし、4大会ぶり3度目の東アジア制覇を達成した。

(取材・文 西山紘平)

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