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インカレ初出場・桐蔭横浜大が決勝戦へ! 中央大との延長接戦で終盤怒涛の2連弾

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インカレ初出場・桐蔭横浜大が決勝戦に進出

[12.19 インカレ準決勝 桐蔭横浜大3-1(延長)中央大 NACK5]

 第68回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)の準決勝が19日に行われ、NACK5スタジアム大宮では桐蔭横浜大(関東2)と中央大(関東3)が対戦。初出場の桐横大が延長戦の末に、3-1で勝利した。決勝戦は22日に浦和駒場スタジアムで行われ、明治大(関東1)と桐横大が対戦する。

 桐横大は4-4-2の布陣で、自慢の両翼には左MF鳥海芳樹(3年=桐光学園高)と右MFイサカ・ゼイン(4年=桐光学園高/川崎F内定)を配置。一方、中大は4-1-4-1の布陣も、MF大久保智明(3年=東京Vユース/2021年浦和加入内定)が怪我で、MF中村亮太朗(4年=新潟明訓高/甲府内定)が累積警告でメンバー外となった。

 先に均衡を破ったのは桐横大。前半21分、左サイドのMF橘田健人(3年=神村学園高)のクロスを、ファーサイドのFW下村司(4年=市立船橋高)が折り返し、最後はDF眞鍋旭輝(4年=大津高/山口内定)が押し込んだ。

 中大は0-1となっても劣勢にはならず。前半24分にはMF小野智史(4年=佐野日大高)からFW本間椋(3年=昌平高)を経由してFW高窪健人(3年=浦和南高)と連係が続く。また同37分にも細かいパスワークから右サイドの本間がクロスを上げ、ゴールに迫った。しかし決定力に欠いてしまい、そのまま前半を0-1で折り返す。中大は前半の良い時間帯で追いつくことができず、佐藤健監督も「そこで取れなかったのがきつかった」と悔しさをにじませた。

 中大は後半10分に高窪に代え、準々決勝で2得点を挙げたFW小山駿(4年=帝京三高)を投入。さらに同21分には右サイドバックのDF荒木遼太(1年=興國高)を下げてセンターバックのDF三ッ田啓希(4年=西武文理高/松本内定)し、守備時はアンカーの小野が下がって5バックを形成。ここまで戦い抜いたやり方で、同点弾を狙っていった。

 一方、桐横大も次々とカードを切り、後半29分にはMF神垣陸(3年=尚志高)に代わってMF中井朗人(4年=興國高)が、同33分にはFW下村司(4年=市立船橋高)に代えてFW國場龍之介(4年=神村学園高)が投入される。そして42分にはMF鳥海芳樹(3年=桐光学園高)が下がり、DF中村響(4年=前橋育英高)が出場した。

 徐々に相手ゴールを脅かす中大だが、時間は刻々と過ぎていき、とうとう90分が経過。しかし試合終了かと思われた後半45分、中大は起死回生の展開を迎える。PA内で混戦となるもパスをつなぎ、抜け出した小野がPA右からクロスを上げる。するとファーサイドに流れたボールを、小山がターンしながらオーバーヘッドキック。ジャストミートした弾道はゴール左隅に突き刺さった。

 ギリギリの同点劇に沸き立つスタジアム。そのまま1-1で後半も終了し、試合は延長戦に入る。しかしここから桐横大が怒涛の攻撃。延長前半4分、左サイドの中村がクロスを上げ、PA中央の中井が豪快ヘッドを叩き込む。さらに同10分にはFW滝沢昂司(4年=桐生一高)からのクロスを中村がPA左で折り返し、最後は國場が右足で決め切った。

 桐横大は3-1で延長後半に折り返すと、中大の猛反撃を受ける。しかし延長後半6分にはGK早坂勇希(2年=川崎F U-18)が2度のスーパーセーブでゴールを守り切り、試合はそのまま終了。初出場の桐横大が決勝戦へと駒を進めた。

 中大は7年ぶりのインカレ出場で4強進出。佐藤監督は今年1年間を振り返り、「だんだん後期に向かってチームが力をつけてきた」と語る。「その結果としてインカレに出られたということは、来年に必ずつながる」と選手たちをねぎらっていた。

 桐横大の安武亨監督は後半終了間際に追いつかれたことにも動揺はせず。「(中大の)気持ちの強いところ、球際の強さ、頑張りというところに、最後押し込まれちゃったかなって思います。そういうこともある。最初から90分で勝てるような甘い試合とは思っていないので、覚悟はしていた」と失点場面に言及。「失点しても同点になっただけ。そんなにバタバタはしていなかった」とメンタル面での強さも強調した。

 決勝の相手はリーグ戦、総理大臣杯と2冠を達成し、そしてインカレ準決勝を7-3という強さで勝ち進んだ明大。安武監督は「強いですね7-3って何ですか(笑)」と驚きつつ、「誰が出てきても、同じクオリティでサッカーできますし、先発の予想もつかないですし、本当に強いチーム」と対戦相手を称賛。しかし桐横大も今季はリーグ戦2位と躍進を遂げ、インカレ初出場を成し遂げた。「どんな先発で来ても、自分たちのサッカーができれば。結果として勝てたら最高だと思います」とこの1年間で培った自信を見せつける構えだ。

(取材・文 石川祐介)
●第68回全日本大学選手権(インカレ)特集

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