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[MOM3093]桐光学園MF岩根裕哉(1年)_Aチームの主軸が堂々のプレー。上手さに加えた力強さ

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桐光学園高の優勝に大きく貢献したMF岩根裕哉

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.23 全国ルーキーリーグ交流大会決勝 桐光学園高 5-1 大津高 時之栖うさぎ島G]

 すでに桐光学園高のAチームでも欠かせない存在になっている1年生レフティー。ただし、関東・静岡の強豪校の1年生が戦うRookie Leagueには1試合も出場しておらず、仲間たちが勝ち取ってくれた全国ルーキーリーグ交流大会の切符だった。

 そこに合流し、初戦から2得点を決めるなど活躍したMF岩根裕哉(1年)は、決勝でも大津高のプレッシャーの中で堂々のプレー。中盤中央でボールを引き出すと、縦や左右へボールを散らし、相手DFラインの背後へのパスも狙った。また、ダブルボランチでコンビを組んだMF阿部慈がボールサイドへ流れた際は的確にスペースを埋めるなど周囲が動きやすいポジショニングを意識。得意の左足で5点目のゴールも演出するなど、指揮を執った久保昌成コーチも評価するプレーをして見せた。

 加えて、「3年生とやってきたことをどれだけ還元してできるかと考えた時に自分がもっと相手にとって怖い選手になるべきだと思ったので、その一つとしてドリブルで運ぶこととか意識していました」という岩根は、中央のスペースへ割って入る力強さも。3点目のシーンではカウンターから前方に空いたスペースへ一気にドリブルで前進し、最後はコンビネーションからゴールを導き出した。

 岩根は「リーグ戦(Rookie League)はみんなでやっていて、自分が入ることで出れない選手とか出てしまう。その分、自分がやんないといけないし、できなかったら何のために上に上っていたのかと言われると思う。自分がチームを引っ張ってやるべきだなと思っていたので、結果に出て良かったです」と胸を張った。

 Rookie Leagueで1試合も出場していなかっただけに、「なおさら、プレッシャーがありました。負けたらヤバかったです」という本音も。その中で優勝を勝ち取ったことを素直に喜んでいた。

 今年はレギュラーとしてインターハイで優勝し、大会優秀選手にも選出された。だが、選手権予選は決勝で日大藤沢高に惜敗。目標の選手権出場を逃している。敗戦の瞬間の気持ちは「忘れられない」と語り、「自分が桐光学園にいる以上は今後日藤(日大藤沢)に負けない。神奈川を絶対に他のチームには取らせないつもりでやっていきたい」と誓う。

 そのために自分がチームを引っ張ること。3年生の中に入った際はさばき役をこなしながら、展開力やプレースキックの精度を発揮していたが、同学年の中では上手いだけはない部分を表現していた。

「青森山田の武田(英寿、浦和内定)君のように、得点も獲れる選手になること。上手い選手ではなく、もっと怖い選手に」と岩根。注目度を高めているレフティーだが、得点力や守備の部分など、まだまだ向上の余地はある。来年は上級生の中でも「怖い」と言われるような選手になり、将来へ向けて大きくアピールする。

(取材・文 吉田太郎)

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