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[J内定高校生の声_15]抜群の速さと守備能力武器に愛媛入り勝ち取ったDF吉田晴稀「目の前の相手に負けない」

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愛媛FC内定の帝京長岡高DF吉田晴稀は抜群のスピードを活かした守備に注目

 ゲキサカでは2020年にプロ入りする高校生選手たちをインタビュー。第15回は愛媛FC内定の帝京長岡高DF吉田晴稀(3年)だ。

 昨年度全国高校サッカー選手権8強。そのメンバーを多く残して日本一を目指すタレント軍団の鉄壁のCBだ。“長岡一”とも評されるスピードの持ち主でカバーリングの広さや対人守備の強さに注目。右SBとしての強烈なオーバーラップも魅力で、愛媛からはSBとして評価されているが、選手権ではチームのために守備の中心選手と勝利を目指す。その吉田が愛媛入りを決めた理由や選手権への意気込みなどを語った。


―愛媛入りの感想を教えて下さい。
「物凄く嬉しくて、小さい頃から目標にしていたサッカー選手になれたことが一番嬉しいです」

―愛媛入りの決め手となったところは?
「愛媛FCに行ってみて自分に合っていたというか、やりやすかったというのが印象的で、ここで自分がやればもっと上に行けるかなと思って選びました」

―やりやすかったところとは?
「自分はサイドのポジションだったけれど、1対1とかパスワークとかは帝京(長岡)と似ている部分があったので、それが一番やりやすかったと思います」

―愛媛のサッカーの印象は?
「印象はボールを大事にするチームだなと一番に思いました」

―クラブの印象。
「元々は分からなかったんですけれども、行ってみて楽しいというか、サッカーをやってみて凄く印象的だったので、それが良かったと思っています」

―四国に行く不安は?
「不安はありますけれども、プロサッカー選手になるためにそこは必要だと思っているので、気にしないで頑張りたいと思っています」

―愛媛の街の雰囲気。
「街の雰囲気は静かで街並みがキレイで海とかもあったりしてとても人も優しいですし、周りともっと接して少しでも早く慣れるようにしたいです」

―新しい環境に入っていく。
「新潟を離れたことがないので、行ってみないと分からないですけれども、楽しみですね」

―愛媛での自分をどうイメージしている?
「一年目から出るつもりで行きますし、一日一日を大切にして、上に行けるように日々努力して行きたいなと思っています」

―愛媛で影響を受けた選手や仲良くなった選手は?
「影響を受けた選手は神谷(優太)選手。帝京とかにもいるパスなどが上手い選手だと思うので、一番呼吸が合いそうだなと思いました」

―愛媛を上へ。
「J1昇格に自分が入って導けるように頑張りたいと思います」

―長岡JYFC、帝京長岡での日々を振り返って。
「凄くあっという間というか、凄く楽しかったので、時間が立つのは早いなと思っています」

―6年間で成長させてもらった部分。
「技術面などはここで凄く成長しましたし、分からないこともたくさんあった中で仲間や監督、スタッフが教えてくれたので、今の自分があると思っています」

―プロになれた要因として感じている部分は?
「自分の特長であるスピードは家族の遺伝もあると思うんですけれども、家族にも感謝してもっともっと上に行けるようにしないといけないと思っています」

―スピードは絶対の自信がある。
「プロに行っても通用した部分がたくさんありましたし、そこは自信になっていますね」

―特に帝京長岡での3年間は思い入れがあるのでは。
「1年生の頃からたくさん試合に絡ませてもらったりして、3年生や先輩たちにたくさん迷惑をかけたりしたんですけれども、その経験というのもあって今の自分があると思っているので先輩方にとても感謝しています」

―特に今年はDFリーダー。
「今年、自分が日本一になるために貢献しなければいけないと思っていますし、後輩に良い経験をさせることで後輩も来年気持ちよくプレーできると思うので、そういうところはちゃんと頑張りたいと思います」

―夏からプロ一本に絞って内定を勝ち取った。
「周りのサポートも凄くあったと思うので、周りの人たちに感謝しなければいけない」

―不安な気持ちもあった。
「不安な気持ちもあったんですけれども、『やってやる』という気持ちもあったので、(内定を勝ち取ることができて)良かったかなと思っています」

―どうだ、見たかと。
「そうですね。でも、自分だけの力じゃないと思うので、(谷口総監督や古沢)監督やコーチに凄く感謝しています」

―サッカー以外では何をしている時間が多い?
「生活面では寝ることが好きなので、家に帰ってもテレビとか見ないですし、ストレッチとかは必ずやったりして。家にいる時間が少ないので、何もしないという感じですね」

―寝ていることが多い。
「(練習後)家に帰るのがいつも10時くらいなので、すぐにご飯を食べて風呂入ったりしたら11時くらいなので寝るというところですね」

―趣味。
「趣味は寝ることですね」

―他の趣味は?
「あとはYou Tubeでプレミアリーグとか海外のサッカーとか見ていますし、風呂とかで見るのも好きですね。携帯で見ています」

―好きな選手は?
「リバプールの(DFトレント・アレクサンダー・)アーノルドという選手は自分のポジション(右SB)でもありますし、そういう選手を見て学ぶこともたくさんありますし、それを吸収してもっと自分のモノにしていけたら良いなと思っています」

―アーノルド選手のどこを特に見ている?
「クロスの精度はとても凄いので、そういうところはとても良く見ていますね」

―プレミアリーグを見ることが多い。
「そうですね。ビッグクラブ同士の対決とかは必ず見るようにしていますね」

―好きなクラブは?
「リバプールですね」

―自分の性格は?
「学校では静かなんですけれども、サッカーになると、一番好きなことをやっているので楽しんでいるかなと思っています」

―学校では静か?
「あまり女子とかとも話したりしないですし、男子と喋っていれば、友達と喋っていれば良いかなと思っています」

―サッカーを楽しんでいる。
「(小さな頃から)サッカーが好きでサッカーのことしか考えていないと思うので、そういうところは帝京に来ても変わらずにやっていますね」

―仲間の影響、家族の影響。
「(帝京長岡には)自分よりもたくさん上手い選手がいる中で、自分も少しでも追いつけるようにしたいなと思っていましたし、そこで負けたりはしたくない。これからの人生でもっと自分が目立って活躍するというのは心に秘めている。家族には小さい頃から送り迎えとか感謝しているので、一日でも早く恩返ししたいなと思っていますね」

―家族への思いは特別。
「一番支えてくれたのは家族の存在だったので、家族に感謝したいと思っています」

―プロ入りで一つ恩返しできた。
「もっと恩返ししないとしきれないと思うので、頑張りたい」

―自分にとって選手権とは?
「個人的には去年、先輩方にベスト8まで連れて行ってもらったことで今の自分があると思っているので、まずはチームのために貢献することと、日本一しか目指していないので、日本一を獲れるように頑張りたいと思っています」

―どのようなプレーをしたい?
「守備面では1対1では負けたくないですし、チームとして守備の役目だと思うので自分は。守備で引っ張っていきたいと思っています」

―去年の負けた悔しさも忘れていない。
「去年は(先輩DFの小泉)善人のミスもあったりして。自分は9年間くらい、もっと12年間くらい一緒にいたので、善人のミスを取り返しに行くという気持ちがありますし、日本一に向けて頑張りたいと思っています」

―選手権で対戦したい選手は?
「特にいないですね。目の前の相手に負けないということですね」

―他のJ内定選手とか気にならない?
「気になりますけれども、(自分は)負けないのであんまり気にしてしないです」

―活躍するという野心がある。
「自分がチームに貢献すれば、自然と自分の評価も上っていくと思うので、まずはチームに貢献することを目指して頑張りたいと思います」

―代表入りも狙う。
「将来的にはA代表に選ばれて世界に出ていくというのが目標です」

―選手権の目標は。
「日本一しかないです」

―愛媛のサポーターに見て欲しいところは?
「自分の球際の強さやスピード、運動量は見てもらいたいですし、すぐ名前を覚えてもらえるように、目立ったプレーをしたいと思っています」

―そのイメージはできている。
「温かいサポーターだったので、少しでも早く自分がチームに貢献できるようにと思っていますし、愛媛のサポーターの皆さんのためにもJ1昇格というのは目標にしています」

―改めて愛媛での目標を。
「まずは1年目から自分が出てというのは目標にしていますし、J1昇格を目指して頑張りたいと思います」

―愛媛サポーターへメッセージを。
「帝京長岡高校の吉田晴稀です。愛媛FCの皆さん、来年から自分は愛媛FCのためにJ1昇格という目標に向けて精一杯頑張るので、応援宜しくお願いします」

(取材・文 吉田太郎)
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