アトレティコ・マドリーは現地時間11日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第2戦でFW南野拓実が所属するリバプールのホームに乗り込む。

　新型コロナウイルスの影響により、CL決勝トーナメント1回戦第2戦はバルセロナ対ナポリ、バイエルン対チェルシーが無観客で行われることが決定している。この一戦も無観客試合が噂されていたが、前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は「リバプールにとってフェアじゃない」と持論を語った。『ラプトリー』が伝えている。

「噂は聞いていると思うが、この試合のシナリオが変わる可能性がある。観客なしでプレーするかもしれない。観客がいる状態でプレーできることを祈っている。ファーストレグの私たちは、ファンに囲まれた状態でプレーした。リバプールが無観客試合をやるなんてフェアじゃない。リバプールのファンは、彼らにとって非常に重要な意味を持っている」

　ホームでの第1戦はMFサウール・ニゲスの決勝ゴールにより、アトレティコが1-0で昨季王者に先勝。同条件の試合を望むシメオネは、決戦に向けて意気込みを語った。

「選手としても監督としても、ここ(アンフィールドの意)でプレーしたことは一度もない。すばらしいスタジアムでプレーできるいい機会だ。テレビの前の人たちも熱狂的に相手チームを応援するだろう。彼らは歴史的な結果をここまで刻んできた。ファンに後押しされるだけではなく、彼ら自身の実力もすごいけどね。とにかくすばらしいスタジアムだよ」

「ゴールキーパーのアドリアンは偉大なゴールキーパーだ。ここリバプールやかつて所属したクラブですばらしい時間を過ごしている。彼が円熟していて調子が良いのは間違いない」

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