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[練習試合]新2年生FW中山2発。県リーグから上を目指す高川学園が自信となる連勝

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2得点を挙げた高川学園高FW中山桂吾(55番)がMF新山大地とハイタッチ

[3.28 練習試合 高川学園高 3-0 立正大淞南高]

 28日、ともに今年1月の全国高校選手権に出場した高川学園高(山口)と立正大淞南高(島根)が練習試合で対戦し、高川学園が3-0で快勝した。

 高川学園が長崎総合科学大附高(長崎)との第1試合に続いて連勝した。だが、前半半ば以降は立正大淞南が高川学園のポゼッションを封鎖。回収力の高いMF山田和樹(新3年)らがボールを奪い、ショートカウンターを連発した。

 23分には中央を打開してFW矢野佑介(新3年)が決定的な右足シュート。その後も突破力を備えたMF鈴木暁大(新3年)が右サイドを強引に打開してからシュート、ラストパスに持ち込む。また、前線でFW古山兼悟(新3年)がボールを収めるなど分厚い攻撃を展開。後半立ち上がりにも鈴木やMF藤井嵐(新3年)、左SB松村巧(新3年)が次々とゴールに迫った。

 だが、CB田中誠太郎(新3年)やCB加藤寛人(新2年)を中心にここを凌いだ高川学園は13分、先制点を奪う。雨の影響もあり、左クロスを相手GKがファンブル。これをFW中山桂吾(新2年)が逃さずに右足でゴールに蹴り込んだ。

 さらに15分、CKの流れから、しなやかなドリブルで存在感を示していたMF林晴己(新2年)が左クロス。中山が難易度の高いヘディングシュートをゴールに決めて2-0とした。

 後半は1か月強ぶりの練習試合だという立正大淞南が失速。逆に攻守両面で良さが出ていた高川学園はチャンスを増やすと、27分にも右SB千々松蓮(新3年)の縦パスでFW福地優雅(新3年)が抜け出す。最後はPAでDFを外してから、慌てずにシュートのこぼれを押し込み、3-0。今年、山口県1部リーグへ降格した高川学園がプリンスリーグ中国勢の立正大淞南に快勝した。

 高川学園は新人戦九州4強の長崎総科大附に0-3から逆転勝ちし、中国地方の強豪・立正大淞南にも快勝。主将のMF新山大地(新3年)は「シーズンが始まってくれば県リーグになってしまったので、こういうレベルの高い相手とできないので今、成長する時期かなと思います。(劣勢になっても)気持ちの部分では負けていなかった」と口にする。

 チームはミスが出ても、各選手の前向きな言葉がけによって引きずることなくプレー。江本孝監督が「戦いどころを知っている」と評する新山を軸に、日頃から意識している周囲への心配りをしながら、一つになって戦った。

 今、何をすることが大事なのか、考え、確認して試合に臨んでいる。一週間前にはリーダー格の選手たちが指導陣に戦術面のトレーニング増加を提案。だが、まずは将来も考えて、技術面などのベース向上に100%の力で取り組むことを求められたという。新山は「一人が100%でやるだけじゃダメだし、全員が100%の意識でやらなければダメ。まず100%でやることにこだわっている」。自分たちの力を日常の練習や山口県での戦いで引き上げて、全国大会で上を目指す。

(取材・文 吉田太郎)

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