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セリエAは真夏の過密日程に? 地元紙がサンプドリア吉田麻也に期待「W杯で慣れている」

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サンプドリアDF吉田麻也

 来月中旬にセリエAが再開される可能性が高まるなか、ジェノバの地元紙『イル・セーコロXIX』が23日、日本代表DF吉田麻也など代表選手が多く所属するサンプドリアジェノアに大きな期待を寄せた。

 新型コロナウイルスの影響により3月9日からリーグが中断するセリエA。今月に入って各クラブにおける練習が解禁されるなどリーグ再開へ向けた動きが活発となっており、イタリアのスポーツ大臣ビンチェンツォ・スパダフォーラ議員は6月13日または20日からリーグ再開を認める可能性を示唆している。

 そんななか、ジェノバの地元紙は夏にかけて過密日程で行われる見込みとなっているリーグ再開後の戦いに自信を見せている。「ワールドカップ式のセリエA。ジェノバ勢はその対処法を心得ている」との見出しで特集。「高温の中での過密日程は代表のカップ戦のよう。しかし多くのジェノバ勢は熟練している」と続けた。

■今季は夏のW杯のような戦いに?

 もしリーグ再開が決定した場合、2か月ほどの期間に残りの12節に加えて延期となった4試合を行わなければならず、平日開催も必要となる。サンプドリアの指揮官クラウディオ・ラニエリは『タイムズ・オブ・インディア』に対し、「非常に短い期間に多くの試合をこなさなければならない。それも1年で最も暑い真夏の時期に、ほぼ週3で戦わなければならない。これまで似たようなケースはない」などと不安を語る。

 一方、地元紙は「イタリアの暑い夏にW杯のようなペースで行われる」と分析。今年のセリエAが30年前のイタリアW杯のような開催となることを根拠に、W杯やEUROなど国際大会で活躍してきた代表経験者の存在が重要であると主張した。

 注目選手としてサンプドリアのメンバーの中からは、日本代表主将の吉田の名前を真っ先に挙げている。「ブルチェルキアート(ストライプの入った青の意味でサンプドリアの愛称)で最も夏の過密日程に慣れているのは、日本代表で100試合に出場しているマヤ・ヨシダだろう」と紹介。「直近のW杯2大会に加えて、2013年コンフェデレーションズカップにも出場」したベテランDFの経験値がチームの助けになるとの見解を示した。

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