名古屋グランパスは13日、同日よりトップチームの全体練習を再開することを発表した。

　クラブは12日、これまでPCR検査が未実施だった3名のスタッフに加え、改めてトップチームの選手とスタッフ、社長をはじめとする役員やトップチームと関わりの深い社員など合計64名に対してPCR検査を実施。その結果、全員が陰性だった。

　これまでトップチームのグループでのトレーニングは続けていたが、今回の検査結果を受け、13日からの全体練習再開を決定。なお、トレーニングは感染症拡大防止対策を徹底した上で、非公開での実施となる。

　名古屋は今月2日にFW金崎夢生、7日にGKランゲラックが新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したことを発表していた。2選手は現在も治療のため入院中だという。

　代表取締役社長の小西工己氏は、全体練習再開に際しての公式声明で金崎とランゲラックについて「愛知県内の病院に入院し治療にあたっていますが、両選手とも順調に快方に向かっております」」と報告。「私たちクラブといたしましても、金崎選手とランゲラック選手、そして2人のご家族を全力でサポートし、素晴らしいプレーをまたグランパスファミリーに見せてくれる日を心待ちにしたいと思います」と復帰を期待している。

　また、陽性判定者が出たことに関して「グランパスファミリーの皆さまに多大なご心配をおかけしていることを心よりお詫び申し上げます」とした上で「これまでファミリーの皆さまからは、SNSを中心にクラブへの温かい励ましのお言葉をたくさん頂戴し、本当に感謝しております」と述べ、「リーグ再開まで約3週間。これまでいただいた皆さんの温かい言葉を胸に、マッシモ フィッカデンティ監督のもと選手・スタッフ一体となってトレーニングに取り組んでまいります。今こそグランパスファミリーのチカラを結集し、この困難を共に乗り越えていきたいと思います」と表明した。

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