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「出ていけ!コロナ!と叫ばれた」「日本に戻りたい」スペインの日本人GKが人種差別の被害を告白

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GK福村香奈絵が人種差別の被害を告白(写真は新潟時代)

 オビエド・フェメニーノ(スペイン女子2部)に所属するGK福村香奈絵が4日に自身のツイッター(@kyanta_p)を更新し、新型コロナウイルスによる人種差別の被害に遭ったことを告白した。

 福村はU-23日本女子代表候補に選出された経験もある24歳GK。常盤木学園高から新潟レディースに入団し、昨年夏からオビエドに所属していた。

 スペインは新型コロナウイルスの影響が最も深刻な国の1つとなっている。感染拡大を防止するために厳しい外出禁止措置などが取られていたが、今月に入って規制緩和に向けた動きが見られ、条件付きで外での活動が許可された。

 福村は外出した際に、周囲の人々から心無い言葉をかけられたという。ツイッターを更新し、スペイン語で明かしている。

「ある男性が私を見て『離れろ! 出ていけ! コロナ! なぜここにいるんだ!』と叫んできます。私は日本に戻りたいだけです」

「ある母親が私を見て、子供に『さあ、あっちに行くわよ』と言います。そのとき子供たちは私を見て、それから笑うのです。私はただ通りを歩いているだけです」

「私はここにいるだけです。ただただ悲しいです」

 スペイン『マルカ』もこのツイートに反応し、「レアル・オビエド・フェメニーノに所属する日本人GKの福村香奈絵が、コロナウイルスによる人種差別の苦しみをSNSで訴えた」と報道。現地でも大きな反響を呼んでいるようだ。

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