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残留争うエイバル、指揮官が一発退場も勝ち点1獲得…乾貴士は出番なし

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2失点目を喫したエイバル

[6.17 リーガ・エスパニョーラ第29節 エイバル2-2ビルバオ]

 リーガ・エスパニョーラは17日、第29節を各地で行い、MF乾貴士所属のエイバルビルバオに2-2で引き分けた。指揮官が退場するアクシデントもあったが、ホーム再開初戦で勝ち点1を獲得。ベンチスタートの乾は出番がなかった。

 新型コロナウイルスによる中断期間が明け、前節レアル・マドリー戦で3か月ぶりの実戦に戻ってきたエイバル。リーグ2位を走る名門を相手に1-3で敗れ、乾も途中出場で見せ場をつくる時間を与えられなかった。この日は中2日での一戦となったが、乾はまたしてもベンチスタートとなった。

 先に決定機をつくったのはアウェーのビルバオ。前半5分、右サイドを攻め上がったDFアンデル・カパのクロスがゴール前を通過し、ファーでMFイニゴ・コルドバがダイレクトで合わせたが、シュートはエイバルGKマルコ・ドミトロビッチがビッグセーブを見せた。

 それでも前半6分、ビルバオはロングスローの流れからDFユーリ・ベルチーチェがダイレクトボレーでシュートを放つと、これがエイバルMFゴンサロ・エスカランテの腕に直撃。VAR介入の末にPKを獲得した。キッカーはFWルイス・ガルシア。左のゴールポストに当てながらも決め、先制に成功した。

 エイバルも前半19分、左サイドからMFファビアン・オレジャーナがクロスを上げると、相手のヘディングクリアがファーに流れ、FWペドロ・レオンがダイレクトでシュート性のボールで折り返す。このボールに反応したFWキケ・ガルシアが顔面に当て、鼻血を出しながらもネットに押し込んだ。

 1-1で迎えた後半5分にはエイバルにアクシデント。ゴール前でキケ・ガルシアが立て続けに倒されたことで、ホセ・ルイス・メンディリバル監督が激昂。主審から一発レッドカードを提示され、退席処分となった。ところが27分、セットプレーでエスカランテがユニフォームを引っ張られ、VARの助言によりPKが与えられると、オレジャーナが決めて勝ち越しに成功した。

 しかしビルバオは後半36分、右サイドからマイナス方向のパスを受けたキケ・ガルシアがワンタッチで斜めのクロスを送ると、ゴール前のスペースに潜り込んだFWアジエル・ビジャリブレがダイレクトシュート。これがネットを揺らし、すぐさま同点に追いついた。試合はこのまま終了。エイバルは勝ち点1を獲得した一方、乾は最後まで呼ばれなかった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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