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横浜FC星キョーワァン、ジェイ対策でJデビュー! 指揮官「80点あげてもいい」

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横浜FCのDF星キョーワァン

[7.4 J1第2節 横浜FC1-2札幌 ニッパツ]

 しっかりとボールをつなぎながら攻撃を組み立てる北海道コンサドーレ札幌に対し、3バックの新戦術で試合を優位に進める時間帯を長くつくった横浜FCだったが、13年ぶりのJ1ホームゲームで勝ち点を獲得することはできなかった。

 試合後、リモート取材に応じた下平隆宏監督は「追いついてから良い時間帯があって、自分たちの決定機が多くあった中で取りたかった。そこでゴールを奪えないと流れが行ったり来たりする」と反省の弁。一方で「新しいシステムにポジティブにトライしてくれた。エネルギー、パワーが出るプレーをしてくれた」と前向きな評価も語った。

 この日、横浜FCは3-3-2-2の布陣を採用。2月23日の開幕節神戸戦(△1-1)では4-2-3-1のシステムを敷いていたが、4か月間以上の中断期間を挟んで先発6人を変更するなどガラリと戦い方を変えてきた。その理由は、同じく3バックシステムの札幌に対して「後ろを削って前からプレッシャーをかける」という狙いがあったという。

 そうした中、最終ラインの人選にも変化が見られた。この日は神戸から加入したDF小林友希、駒澤大から加入したDF星キョーワァンを先発に抜擢。とくに星はプロ初出場という立場ながら、元イングランド代表のFWジェイと互角の空中戦を繰り広げ、一定のアピールに成功したようだ。

 下平監督は「前からプレッシャーをかけることで長いロングボールが入ってきて、ジェイというターゲットがいるので、彼のストロングであるヘディングの強さを出していければ」と起用の理由を説明。「スピードがあるのでカバーできる。ビルドアップは鍛錬中だが守備ではストロングを出せる」と能力に太鼓判を押し、「点数的には80点くらいあげても良い」と高評価を下していた。

(取材・文 竹内達也)
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