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去就に揺れるもカンテは今夏のチェルシー残留を希望…恩師コンテ率いるインテルが獲得を熱望

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 ヌゴロ・カンテがチェルシー残留を希望しているようだ。『Goal』の取材で明らかになった。

 2016年夏、レスター・シティの“奇跡のプレミアリーグ優勝”に貢献したカンテはチェルシーに加入。アントニオ・コンテ監督就任1年目のチームの中ですぐに中心選手としてプレーし、個人としてプレミアリーグ連覇を達成した。以降も主力として活躍を続ける同選手だが、先日からインテル行きの可能性が頻繁に伝えられる。

 今夏の移籍市場ですでに1億3000万ポンド(約184億円)を費やすなど積極的な補強を続けるチェルシーは、同時に数名の放出を目指す。負傷に泣かされ、50%ほどの稼働率に終わった昨シーズンを送ったカンテに対して、コンテ監督が指揮するインテルがプレミアリーグのクラブが受け入れざるを得ないようなオファーを準備する可能性が伝えられており、今夏の去就が揺らぐと考えられている。

 しかし、フランス代表MF自身はセリエAのクラブからのオファーを拒否する意向の様子。また、フランク・ランパード監督はベテラン勢の放出を考えていないようで、先日のテストマッチでは負傷したセサル・アスピリクエタの代わりにカンテをゲームキャプテンに指名するなど信頼を寄せている。

 同指揮官は6月末にカンテについて「彼は素晴らしい選手だ。私はこれからもこう言い続ける。このクラブにとってすでにとても大きな存在で、長期間にわたりそうであり続ける。中盤のポジション争いは激しいが、ヌゴロは本当によくやっている」と話していた。

 カンテが残留に傾くと考えられる中、チェルシーはエメルソンの売却に動く模様。同じくインテルがイタリア代表サイドバックに興味を持っており、2600万ポンド(約37億円)のタグが付くものの、ベン・チルウェルが加入したことで値を下げて売却する可能性が高いようだ。

 また、すでにハキム・ツィエク、ティモ・ベルナー、チルウェル、チアゴ・シウバ、マラング・サールを獲得したチェルシーは、その他に新守護神候補としてエドゥアルド・メンディやウェスト・ハムのデクラン・ライスにも興味を持つ。

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