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惜敗した首位徳島、1か月半ぶり黒星もロドリゲス監督「何かを失うわけではない」

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11試合ぶりに敗れた徳島

[10.17 J2第27節 徳島0-1甲府 鳴門大塚]

 首位徳島ヴォルティスは好機を生かせず、0-1で惜敗した。昇格に向けて勝ち点を落とせない甲府の圧力にも押され、9月2日の水戸戦(1-2)以来、11試合ぶりの黒星。今季もここまで全27試合に出場する主将MF岩尾憲は「それほど下を向く内容でもない。どこかでこういうこともあると思いますし、敗因をどう受け止めるかが大事」と切り替えた。

 前半41分、FKの流れでDF内田航平が浮き球を入れると、MF河田篤秀が頭で後ろにつなぎ、ファーサイドに飛び込んだFWジエゴが頭で押し込んだ。ジエゴの移籍後初ゴールかと思われたが、得点がアナウンスされたのちに甲府側の抗議から判定が覆され、オフサイドでノーゴールとなった。

 メンタル面で難しさもあったはずだが、リカルド・ロドリゲス監督は「悔しいし、ダメージがあった選手もいたと思うが、気持ちの部分では落ちていなかったし、そういう部分は選手たちを信頼している」と言い訳せず。後半はMF渡井理己とMF鈴木徳真を投入して攻勢を強め、終了間際には河田が放ったコントロールショットが惜しくも左ポストを直撃。惜しくも好機を逃し、河田は「この順位に居続ける難しさを体感した」と悔しさをにじませた。

 1か月半ぶりに黒星を喫した徳島は今季5敗目。「リーグ全体の戦いを見ると安定した数字」と受け止めたロドリゲス監督は「この一回の敗戦で何かを失うわけではない。その逆でこの敗戦から得られるものもある」と強調。「順調に走ってきたチームも必ずどこかで躓く瞬間は訪れる。それをしっかり受け入れてその先に何ができるのかを見つめ直し、チーム全体で助け合いながら、そして誇りを持って残りの試合を戦い切れれば」と力を込めた。

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