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立ち見応援や“場外”鳴り物使用…浦和サポーターの行為に村井チェアマン「必要に応じて対処したい」

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昭和電工ドーム大分で開催された大分トリニータ対浦和レッズ

 Jリーグの村井満チェアマンが2日、実行委員会後のオンライン記者会見に出席し、J1第25節の大分トリニータ浦和レッズ戦で確認されたアウェーサポーターの行為について言及した。同日の実行委員会では大分の榎徹代表取締役社長が発言し、Jリーグ側に報告書を提出する意向を示したという。

 J1第25節の大分対浦和は10月31日、大分市の昭和電工ドーム大分で開催。Jリーグでは同30日からビジターサポーターの来場が全面解禁されていた中、複数の浦和サポーターが大分の定めた観戦ガイドラインを違反して立ち見観戦を行っていたことや、会場内で制限されている鳴り物をスタジアム外からスタジアム内に向けて使用していたことがSNSを中心に話題となっていた。

 大分の定めるコロナ禍の観戦ルールでは「立ち見による観戦・応援」「フェンス、手すりに腰掛けたり、またがったり、身を乗り出しての観戦、応援」「太鼓等(鳴り物)を使用しての観戦・応援」が禁止されており、「禁止行為やセキュリティ上問題となる行為が行われた場合には、退場や入場禁止の処分に従っていただく場合があります」としていた。

 村井チェアマンは報道陣の質問に応える形でこの問題に言及。実行委員会で榎社長から「ガイドラインの解釈に関して誤差があった可能性がある。ともにゲームを作り上げていくにあたっての課題があった」という旨の問題提起があったことを明かし、今後クラブ側とマッチコミッショナーからの報告書を受けて対応を協議していく方針を示した。

 村井チェアマンは「ファン・サポーターと試合を運営したいという思いで、なるべくリモートマッチの回数を減らして、アウェーのお客様を迎えるところまで何とかたどり着いた。サッカーの場合、ホームとアウェーのお客様がいて初めて空気がバランスするようになると思っていたのでここまでやってきた。こういう場を作っていくのはホームチームの実行委員だけでなく、Jリーグ規約ではアウェーチームも協力するというのを明文化している。ホームとアウェーの両クラブが協力しながらより安全で楽しい環境を作ることが求められている。今回の問題提起を受け止めて、事実確認をした上で必要に応じて対処したい」と述べた。

 大分は同日、公式サイトを通じて「両チームの一部サポーターによりスタジアムの秩序を乱す行為が確認されました。両チームの運営を通じ、サポーターへルール遵守・事態収束を求めてまいりましたが、試合終了まで改善することが出来ませんでした」と報告。「まずは運用の不手際により事態を未然に防げず、当日不快な思いをさせてしまったお客様に対して謝罪をさせていただきます。今後の対応についてはJリーグと協議していくとともに、スタジアムのセキュリティ強化についても改善をしてまいります」と伝えている。

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