beacon

日本vsパナマ 試合前日の森保一監督会見要旨

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表森保一監督

 オーストリア・グラーツでパナマ代表との対戦を控える日本代表森保一監督が12日、オンラインで前日記者会見を行った。

以下、試合前日の森保一監督会見要旨

「10月もコロナ禍の大変な中で活動させていただいたが、今回のオーストリアでの代表活動も非常に難しい中でこうして活動させていただけることに感謝したい。この環境づくりをしてくださった全ての方々にお礼申し上げたい。ありがとうございます。メンバーは10月の活動から若干変わったが、チームとして10月の活動よりさらに11月の活動でコンセプトの共有、レベルアップを図るとともに、まずはパナマ戦で応援してくださる方々に勝利をもって笑顔になっていただけるように、喜んでいただけるようにチーム一丸となって戦っていきたい」

—再流行が見られる中、選手たちにどういう意気込みでピッチに立ってもらいたいか。
「まずは明日のパナマ戦、もちろんチームとしてレベルアップしたいことを整理したり、選手も自分の力をチームのコンセプトの中で100%発揮するという部分で思い切ってプレーしてもらいたいが、われわれは日本代表として戦うということで、まずは支援してくださっているサポーターの皆さんや、夜遅くにテレビで観戦してくださる方々に勝利をお届けして、笑顔になっていただく、喜んでいただくことができればと思う。戦う内容の部分で、コロナ禍で日本国内はもちろん、ヨーロッパでも大変な思いをしている方々がたくさんいるので、選手たちの頑張り、チームの頑張りで見てくださっている方々、応援してくださっている方々に元気や勇気を届けられれば。またコロナとの闘いで大変な思いをしている方々に励ましのエールとなるような熱い戦いをしたい」

—2試合の第1戦目で、この試合で確認したいことは。
「まずは10月の活動より、全ての部分でレベルアップできれるようにということ。またチームとして共通理解を深め、コンセプトとベースの部分をより徹底してできればと思っている。攻撃では10月に速攻、遅行を使い分ける部分で、マイボールを大切にしながら攻撃のチャンスを作りだすということでやっていきたいし、守備の部分では相手からボールを奪い、アグレッシブにプレッシャーをかけるところと、いつでもどこでもプレッシャーをかけられるわけではないので、相手が良い状態になった時にいつどこでプレッシャーをかけるかをチームとして、相手が困るような守備ができればと思っている」

—10月は攻撃のコンビネーションで課題になっていたが、どう改善したいか。
「チームとしての全体トレーニングは2回の練習で、時間的に短いところはあるが、ミーティングでは奪ったボールを確実に攻撃につなげるところであったり、最後フィニッシュまで持っていくためにクロスを合わせるところ、あるいはアタッキングサードで相手のディフェンスラインを突破するために出し手と受け手の判断を共有するクオリティーを高めてシュートまで持っていくところは、ミーティングでもトレーニングでも意識してやっている。明日の試合でどれだけできるかはわからないが、より攻撃でゴールに向かっていく意識を持って、そこでクオリティーを発揮する部分は選手たちがレベルアップするためにトライ、チャレンジしてくれると思う。

—パナマの印象は。また警戒する選手は。
「フィジカル的な強さがある、推進力があるところでは個の力があるチームだと思っている。監督が変わられて、個の力を生かしながら組織的に相手の攻撃を止めて守備から攻撃に移っていくことができる。いま狙いを持ってチーム作りをしているところを思っている。10月からの戦いををベースにしてくるのではないかと思っている。注意すべき選手は10月に2試合コスタリカと試合をしていた中で、どちらも1-0で勝ったが、2点とも得点を挙げたのは5番のアブディエル・アヤルサ選手だった。2列目からの攻め上がりは印象に残っているし、われわれが注意していかないといけないと思っている」

—10月はメンバーを入れ替えながら戦ったが、今回のメンバー選考は。
「2試合を通してより多くの選手を起用しながら戦いたい。チームの戦術理解度をチーム全体でさらに浸透させていくという部分と、選手たちにお互いのコミュニケーションを取ってもらうことで、より全体のレベルアップにつながるようなことができればと思っている。10月は1試合目から2試合目で7人を入れ替えたが、今回も今日の練習を見て判断するが、メンバーを変えて臨もうと考えている。2試合を含めて起用を考えていきたい」

TOP