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欧州で迎える“7大会連続W杯16強”メキシコ戦…南野「良い経験だけをしに来ているわけではない」

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日本代表MF南野拓実(リバプール)

 直近7大会連続でワールドカップ16強の実績を誇るメキシコ代表との対戦、それも中立地でぶつかれるという絶好の機会が巡ってきた。日本代表MF南野拓実(リバプール)は「W杯でも強豪相手に勝ってくる良いチームだし、そういう相手に対してどこまでできるかというのを確認できる良い機会」と胸を躍らせた。

 日本代表が17日(日本時間18日早朝)に対戦するメキシコはFIFAランキング11位。FWラウール・ヒメネス(ウォルバーハンプトン)、FWイルビング・ロサーノ(ナポリ)、MFディエゴ・ライネス(ベティス)ら欧州主要リーグでプレーする選手を多く抱える北中米の強豪だ。森保ジャパンは2018年10月、日本でウルグアイ代表(○4-3)とも対戦したが、双方のコンディションが拮抗する中立地で、世界トップクラスの相手と対峙するのはこれが初めてとなる。

 メキシコは13日の韓国戦に3-2で勝利。先制点こそ与えたものの、後半22分から8分間で3ゴールを挙げるなど、高い破壊力を見せつけた。試合映像をチェックしたという南野は「1-1にしてから3-1にするまでの時間帯が短くて、勝ち越した時にもう1点すぐに取りにいく、相手が怯んでいる時にチャンスをモノにするしたたかさがあり、ゴール前で勝負強い選手が揃っていると感じた」という。

 また韓国戦のメキシコはシュート数も相手を大きく上回る20本以上を記録しており、チャンスメークに質でも高いものを見せた。南野は「ビルドアップのパスのうまさ、自信を持って前にプレーしてくるチームという印象がもともとあったが、昨日の試合を見ていても感じた」と語り、「日本代表にとってすごく重要な一戦になると思っている」と意気込んだ。

 日本代表にとって、メキシコ戦は年内最後の一戦。次の活動となる来年3月には現状カタールW杯アジア2次予選が控えており、予選前の総仕上げとなる。

 南野は「年内最後の試合だし、勝利で終わりたい気持ちはチーム全体にある。そしてメキシコというW杯でも強豪相手に勝ってくる良いチームだと思うし、そういう相手に対してどこまでできるかというのを確認できる良い機会。とはいえ、良い経験だけをしに来ているわけではないので、勝利にこだわってプレーしたい」と必勝を誓った。

(取材・文 竹内達也)

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