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武藤とすれ違いで途中出場した乾が同点弾を導く! エイバルは上位ソシエダとドロー

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途中出場で同点ゴールに絡んだMF乾貴士

[12.13 ラ・リーガ第13節 ソシエダ1-1エイバル]

 MF乾貴士とFW武藤嘉紀の所属する13位エイバルは13日、ラ・リーガ第13節で2位ソシエダのホームに乗り込み、1-1で引き分けた。武藤は4試合連続でスタメン出場し、無得点のままハーフタイム中に交代。3試合ぶりにベンチスタートとなった乾は後半開始から途中出場し、後半21分の同点弾に絡んだ。

 6連勝を含む8試合負けなし(6勝2分)のソシエダと4戦無敗(1勝3分)のエイバルが激突した一戦。試合は高い位置から果敢にプレッシャーをかけるエイバルに対し、それを後方からのパスワークで外そうとするソシエダという構図で進む。

 前半8分、自陣からのクリアボールを武藤がフリックし、FWキケ・ガルシアのポストプレーからMFブライアン・ヒルが左サイドを抜け出す。PA内に入ったところで低いクロスを送り、ゴール前に武藤が飛び込むが、わずかに合わない。

 その後もエイバルはセットプレーなどで得点チャンスをうかがう。しかし、先制したのはソシエダだった。前半20分に左CKがPA内右へ流れると、こぼれ球に反応したFWアンデル・バレネチェアが右足を一閃。無回転のシュートがクロスバーの下を叩いてネットを揺らした。

 エイバルにとっては4試合ぶりの失点。追いかける展開の中、前半34分に武藤がMFアレハンドロ・ポソのパスをPA内中央で受け、右足でシュートを放つ。だが、威力が足りずにGKアレックス・レミーロの懐へ。同42分にDFペドロ・ビガスが負傷交代するアクシデントがあったエイバルは、そのまま0-1でハーフタイムを迎えた。

 後半開始時にはDFロベル・コレアに代えて乾、武藤に代えてFWセルヒ・エンリチを投入する。右サイドハーフに入った乾は後半1分にいきなりビッグチャンス。右サイドのヒルがキープからパスを出し、内側から追い越した乾がPA内右から右足でダイレクトシュートを放つ。しかし、GKレミーロのファインセーブで同点ゴールとはならない。

 それでも後半21分、左サイドで2人をかわしたヒルが左足で高い弾道のクロスを供給。ファーの乾がワンタッチで折り返すと、DFアイエン・ムニョスに当たったボールを受けたエンリチが右足でねじ込む。エンリチの今季初ゴールでエイバルが1-1と同点に追いついた。

 勝ち越しを狙うソシエダは後半24分にMFダビド・シルバを投入。同35分、右サイドのFKからキッカーのD・シルバが左足でクロスを入れ、ファーのDFロバン・ル・ノルマンが頭で中央につなぐと、最後はMFイゴール・スベルディアが押し込む。だが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入でオフサイドの判定となり、得点は認められない。

 後半40分には右サイドの乾が正確なクロスを送り、フリーのエンリチがヘッドで合わせるも、わずかにゴール右へ外れる。互いに最後まで2点目を奪えず、1-1でタイムアップ。エイバルは上位とのアウェー戦で勝ち点1を獲得し、5試合負けなし(1勝4分)となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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