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ユベントス指揮官ピルロ、決定機ヒール失敗のモラタに怒りあらわ「私をとても怒らせた」

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アンドレア・ピルロ監督がモラタに怒り

 ユベントスアンドレア・ピルロ監督が教え子のFWアルバロ・モラタに対して怒りをあらわにした。

 現地時間16日に行われたセリエA第12節、ユベントスvsアタランタは1-1のドローに終わった。この試合では前半29分にFWフェデリコ・キエーザが先制点を決めたが、後半12分に同点弾を献上。その後、ユベントスはPKのチャンスを得るも、FWクリスティアーノ・ロナウドがPKを決めることができず、そのまま勝ち点1を分け合う結果となった。

 ピルロ監督は0-0の前半12分にモラタが見せたプレーを問題視している。モラタは裏に抜け出した後、C・ロナウドにラストパス。C・ロナウドが相手GKやDFともつれ、ルーズボールがモラタのもとに流れた。モラタはヒールキックで無人のゴールに入れようとしたが、そのボールは枠を外れてゴールラインを割ってしまった。

 ピルロ監督は試合後の会見で「モラタのミスは私をとても怒らせた。余裕がある状況でもないし、あのシーンで確実性のないプレーを選択したことに怒りを覚えている。正しいプレーを選ぶ明晰さも必要だと思っているが、モラタはそれをしなかった」と怒り混じりにコメントを発した。

「前へ進める機会があるにもかかわらず、それを十分に生かし切れていないのがもどかしい。実際、いくつかの試合ではちょっとした間違いから勝ち点を取りこぼしている。今日のゲームもそうだ」

 一方でPKのチャンスを逸してしまったC・ロナウドについては擁護の姿勢を見せている。

「もちろん勝利に直結する可能性も高かっただけに、PKの失敗は残念だ。だけど、それは起こり得ることだと認識している」

 アタランタと引き分けたユベントスはこれで勝ち点24の3位に浮上した。勝ち点28の首位ミラン、同27の2位インテルを追う状況となっているが、ここから巻き返すことができるのか。引き続きピルロ監督の手腕が試されることになりそうだ。

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